ニレの会、設立30周年記念パーティーに参加!
今日は医療法人社団「ニレの会」の設立30周年記念パーティーだった。
私は「ニレの会」の系列である「たくゆう歯科」で非常勤として週に一回、勤務している。そのつながりで院長先生から「如月くんも出ないか?」とお誘いいただき、出席することになった。
ニレの会は、北海道では指折りの規模と歴史を誇るグループのひとつだ。父も大学を卒業したとき、就職先のひとつとして選択肢にあがっていたそうだ。ちなみに、その選択肢にはニレの会の他に、朝焼け歯科(仮)と想歯会があがっていて、色んな人の動きやタイミングがあって、父は想歯会へ就職した。ま、これは本当に余談なのだが。ニレの会がそれくらい昔から北海道の地域医療を支え続けているということが言いたかったわけ。
さて、会場は札幌グランドホテルだった。
ニレの会の理事長曰く「ささやかに」とのことだったが、これでささやかだったら、全力をだしたらどうなってしまうのか!?と思ってしまうくらい、大規模なパーティーだった。
各地の系列病院から、常勤のドクターはもちろん、スタッフさん(歯科衛生士、歯科助手、消毒、受付)たちから、私のようなな非常勤のドクターまで参席していた。
会長曰く「コデンタルという言葉はデンティストが中心であるというニュアンスがある。臨床はそうではない。患者さんを中心とした『パラデンタル』という言葉こそふさわしい」のだという。そして「ニレの会は常勤、非常勤関係なく、大きなファミリーなんだ」と仰っていた。私は会長の話を聴いて、そうかぁ私もニレの会のファミリーの一人なのか、となんだか嬉しくなってしまった。
「ニレの会は設立当初から、非常勤の先生にとても助けてもらいました。私たちが若いドクターを非常勤として受け入れるのは、若いドクターを育成するのがニレの会の使命であり、ファミリーだからです。」
途中、30年を振り返るVTRも流れた。
そんな中、出てくる料理はどれもとても美味しかった。
ナイフとフォーク、そしてスプーンがいっぱいあって、どれから使っていいのやら・・・と、教養の無さが出てしまったな。高校のときのテーブルマナー講習会を受けておけばよかった。
どんどん注がれる色とりどりのお酒。グラスハープみたいになっちゃった。
これ、美味しかった。
これも!
これも美味しかった!!
二次会はホテルの1階のバーで。一次会では、たくゆう歯科の院長が司会だったため、あまり話すことが出来なかったけれども、二次会は隣の席であった。
院長先生と飲むのは、昨年の忘年会以来だ。「もっと若い先生たちとも仕事終わりに飲みに行ったりしたいんだけど、如何せん、沼だからなぁ・・・」と先生。だからこそ、こういう機会って本当に大切。
院長先生から「如月は将来、どんな歯科医師になりたいんだ?」と聞かれた。今宵の院長はアツかった。私は「端的に申し上げますと、自分で歯を抜いて、自分で補綴できるような歯科医師になりたいです」と答えた。院長は「なるほど」と笑っていた。
「じゃあ、外科だな。如月にはもっと外科をやってもらおう!来週から、よろしく頼むよ!」
少しばかり、来週が怖くなってみたり・・・。
院長とは、色々な話をした。音楽の話しや補綴の話し。先生の思い出話や、自分の身の上話。酒の力がそうさせるのか、先生も私も饒舌であった。ZIPPOの蓋が開く金属音が鳴ると、シュっと火がともる。院長は煙草の煙で自身を燻しあげながら、スコッチをおいしそうに飲んでいた。今日の院長は、なんだかハードボイルドだった。
院長「義歯の辺縁封鎖を求めるというのはさ・・・」
院長「わかるんだけど、如月の教室では・・・ん?ふんふんふふーん♪」
院長「この店のBGMの選曲、よくないか?」
ハードボイルドだった院長が、突然「ゆーびーむ★」に。
それにしても、院長の鼻歌、すごい楽しそうだった。
「さあ、新札幌でもうひと飲みするか!」
院長と私は帰る方向が一緒であった。かくして私は院長に連れられて、テッペンを越えるのであった。今日の夜は、深いぜ。
それでは、ばいちゃ☆