如月家の大晦日
今年もいよいよ終わる。来年は、戌年・・・か。
くろ「呼んだ?」
今年はどんな一年だったかな。これまでもちらほら振り返って来たけれど、最後のダメ押し、もうひと振り返りしていきたい。
そうだなぁ、今年何が変わったかと言えば、大学院に進学したことで、再び学生という身分になったことだ。去年はよく父から「学生気分がまだ抜けない!」とよく言われたけれども、また学生の身分になってしまった。歯科医師でありながら学生という、不思議な立場になった。そうそう、学割が効くんだもんね。定期券も通勤定期から通学定期になった。
研修医のときは研修専念義務という国の決まりがあったのだけれども、もう研修医ではないから、大学病院に所属しながら、一般開業医のところでも臨床が出来るようになった。そういうのを私たちは「バイト」と言うんだけど、世間一般の「バイト」とはちょっとイメージが違うから、最初は口慣れなかったよね。
バイト先ではいろんな経験をさせてもらった。「いろんな歯科医院を見たい」というのも大学院に進学した理由のひとつだったら、実家もふくめると4か所の歯科医院を見ることができて、とても充実していた。
出来るようになったことが沢山増えた。けど、その分、自分が出来るようにならなきゃいけないのに、まだ出来るようになっていないことも沢山見えてきた一年でもあった。来年も、何をどうとは具体的にはまだビジョンが出来ているわけではないけれども、目の前のことをひとつひとつ一生懸命に頑張っていきたいと思う。
さて、わが家の大晦日はすき焼きだ。
実は、母が数日前から盲腸で病床に臥していたけれども、なんとか少しだけ回復したとのこと。年の瀬に・・・と母のことがとても心配なのだけれども、きっと日々の疲れが出てしまったのだろう。
一年に一度あるかないかの一家団欒。
妹も東京から帰って来ている。くろも椅子に座って、食卓を囲んでいる気分になっている。
今年もお麩は欠かせない。私はすき焼きにお麩を入れるのが大好き。
一年を振り返りながら、皆で鍋をつつく。妹に「今年は登院実習はじまって色々大変だったろう?」と言ってみたが、大した返事はなかった。
こうして、一年が終わっていく。
皆さん、来年もどうぞよろしく!
それでは、ばいちゃ☆