俺はタクランケ!X

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2017.10.31 Tuesday

これが!修羅大式の飲みにケーションだ!!

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     私の母校、九州修羅大学は知る人ぞ知る酒飲み大学だ。

     修羅大の「しゅ」は酒の「しゅ」と言われ、ネットでは九修大ではなく九酒大なんて言われたりするくらい、酒にはじまり酒に溺れ酒に飲まれて酒に終わる六年間を過ごす。年々、その校風もマイルドになっているとはいえ、全国的にみたら相対的に極度の酒飲み大学だと思われる。

     そんな九酒大では、学生たちは実習の終わりに「班飲み」と呼ばれる打ち上げをする。ただ、学生だけで飲むのではなく、ライターの先生や補助の先生なども誘って、みんなで行くのだ。実習中に飲み会への参加の可否を記す名簿が回ってくる。自然発生的に開催される。誰かが言いだす。気が付くと日程とお店が決まっている。だから、たまに開催されない実習もあるのだけれど、どの班もやっていた記憶がある。

     

     その証拠に、学生時代のブログをここに引用したい。

    【関連記事】忘れるほど飲みたい夜もある(大学3年生のときの班飲み)

     

     時には、班飲みが先生にも私達学生にも、なんだかピシャっとはまるときがある。はまってしまうと、もう、実習に関係なく、定期的に開催されるなんてこともあった。私の場合、歯周病学実習の班飲みが、3年のときにはじまり、6年生になるまで定期的に、これまたリコール間隔で開催された。

    【関連記事】小倉ペリオ太鼓(祭り―太鼓祇園の詩にのせて)

     

     院生室でこの話をすると、雪大ではそんな「班飲み」をやることもないし、やった話しも聴いたことがないという。私は逆に驚いてしまった。この「班飲み」は、修羅大らしい部分だったのか・・・と。どこでもやっていることなのかと思った。

     そう思うと、修羅大には悪いところも良いところもたくさんあるが、この「班飲み」の文化は、修羅大のとても良いところだったと思う。

     

     班飲みは実習中ではわからない、先生のパーソナルな部分がわかったり、バックグラウンドがわかったりして、とても面白かった。そのバックグラウンドというのは、先生がどうして歯学部に入学したのか?どうして歯科医師を志したのか?どうして修羅大なのか?さらには、どうしてその医局に残っているのか?などの話しを聴くことが出来たのは素敵なことだったと思う。

     こうした飲み会を通じて、実習では気が付かなかったそれぞれの分野(さらにはその医局)の魅力に気付くことができたりすることもあった。そして、班全体の結束も固まり、先生とも同期たちとも絆が芽生えた。これこそ、まさに飲みにケーション。この飲みにケーションこそが、修羅大の結束力の原動力・・・だったのかもしれない。

     

     

     

     ある日、自分の班の学生にこの「班飲み」の話しをした。すると「私たちも打ち上げしたいです!」ということになった。学生さんが幹事をしてくれて、全部床義歯学(総入れ歯)の実習最終日に打ち上げをすることに。かくして、今日、学生たちと私とコジマで飲み会が開催されることとなった。

     私は、これは素晴らしい機会だと思った。酒を飲み交わしながら、腹を割って学生と話し合おう。修羅大式の飲みにケーションで!私が感じている、歯科医業のすばらしさや楽しさ、喜びや感動を伝えよう!さらには1補綴の魅力も伝えていこう!!

     

     例えば、西川きよしだ!

     西川きよし師匠は、吉本の飲み会で後輩から生涯最高月収を尋ねられたとき、「××万!」とすぐに答え、その後輩に驚く猶予を与えることなく、間髪入れずにゼロ距離で

    「この仕事!夢あるよぉー!」

    と、絶叫したらしい。

     

     これくらい、力強く、夢を伝えられなきゃいかんな。

     

     

     

     ・・・と決意はしていたんだけど、ちゃんと伝えられただろうか。しらん!

     ただ、楽しかった。これこれ、班飲みって、こういうことなのよ!と私は自分の中で勝手に納得していた。

     

     宴会の終わりに、ある学生さんから贈物をもらった。

     「前期は大変お世話になりました、後期もよろしくお願いします」といった気持ちが伝わって来た。私は感動してしまった。

     私は「教える」・・・というか、学生さんと一緒に失敗してライターの先生に怒られることもあって、口では「俺は寄り添うタイプのT.A.だから」と言いながらも、我ながら情けないT.A.だ・・・と心の中で反省することもあった。

     でも、学生さんから「後期も如月先生で嬉しいです」と言われると、私なりの愛がちゃんと伝わっていたんだということがわかったような気がして嬉しかった。

     

     次回からは部分床義歯(部分入れ歯)学実習である。「後期も頑張ります!」と学生たち。「俺も頑張ります!」と、お互いに決意表明をしあって、フル(全部床義歯)の打ち上げは、自然とパーシャル(部分床義歯)の決起集会も兼ねられることとなった。

     

     T.A.如月、後期も頑張るぞ!学生諸君、頑張ろうな!

     全部床義歯学実習、完!

     

     

     

     それでは、ばいちゃ☆

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