雪大歯学部創立50周年記念講演会に出席してきたよ!
今日は朝から、実家の手伝い。そして、正午であがって、白衣を脱ぎ棄て、ジャケットを羽織り地下鉄に飛び乗った。
今日は・・・雪大歯学部創立50周年の記念講演会だった。私は雪大卒ではないのだが、出席することにした。こういう記念事業とかいうのを聴くと黙っていられないタチでね。
・・・というのは、半分冗談で、この記念講演会が大学院の講義も兼ねられていて、出席の印鑑が欲しかったというのは秘密だ。
「はやく受付をすませて、軽くお昼をすませよう」と思って、私は会場へ急いだ。「確か・・・厚生年金会館の横のホテルだったよな・・・。」私は西11丁目駅で降りて、厚生年金会館へ向かった。「この記念講演会のこと、ブログに書いちゃおう」と思って、厚生年金会館を引きでパシャリ。
確か、厚生年金会館の「金枝の間」。まぁ、大体、ホテルに入れば案内表示があるだろうとタカをくくっていた。だが、どこを見ても「雪大歯学部創立…」などといった文言が記されたプレートも表示もない。それどころか「金枝の間」もない。
もしかして・・・。
場所間違えた!?
私は動揺した。幸い、受付終了時刻までは、まだ少しある。落ち着け自分。私はネットで「金枝の間 札幌」と検索した。すると、グランドホテルが出てきた。そういえば、父が昨晩、「雪大の記念式典がグランドホテルであるらしいな」とか言っていた気がする。
なるほど、すべてのピースが一つにつながった。わかったぞ!
会場はグランドホテルだ!
ということで、踵を返して来た道を戻り、グランドホテルへ急いだ。グランドホテルなら知っている。同門会をやったところだ。札幌駅のすぐ近く。さあ、いそげいそげ・・・!と少し早歩きになった。そしてたどり着いたと思ったら、そこはグランドホテルじゃなかった。グランドホテル・・・ではなく、センチュリーロイヤルだった。
まさか・・・。
ホテル勘違いしていた!?
なるほど。
私がグランドホテルだと思い込んでいたところは、センチュリーロイヤルホテルだった。
そういえば以前、センチュリーに行こうとしてグランドホテルに行ってしまったことがあった。ややこしい。ややこしいことに、どちらでも同門会を開催したことがある。ややこしや、ややこしや。
ということで、今度こそ・・・。
たどり着いたぜ、グランドホテル。
ちゃんと金枝の間もあって、「雪大歯学部創立…」云々とロビーの電光掲示板に表示されていた。受付には1補綴の先輩も居て、出席した大学院生に配布される「出席証明書」を受け取り、会場へ。自業自得だが、私のお茶目加減により、全然ご飯食べる時間がなかったな。
広くて大きい。当たり前のことだけど、右も左も、前も後ろも、雪大出身者。実は、私は今晩、修羅大の同窓会がある。私のネクタイピンは、修羅大のシンボルマーク付きのものを付けていた。雪大卒だらけのところで、修羅大のネクタイピンを付けている私。ちょっと工作員気分だ。何も工作しないけど。
記念講演会では、雪大にゆかりのある国内外の先生方を招致して、矯正歯科医療の話や韓国の補綴、またバングラディシュの口腔外科、さらにはデンマークの顎関節治療についてなどを聴講できるプログラムになっていた。
記念講演会は我等が1補綴教授の挨拶から始まった。
私は前述したような工作員気分もあって・・・
終始周囲を警戒しつつ、気配をけしていた。
そんな中!たまたまH先生に気付かれてしまった。
「あら!まるで雪大卒のような顔をして!」
「は!H先生!」
「どうしているの?」
「こ、これは大学院の講義も兼ねられていて・・・」
「さてはブログネタにしようとしているのね!?」
「な、なぜそれを!?」
そんな下心もありつつ、私はノートを持参して一生懸命に聴講した。
個人的に驚いたのは1人目の演者の方が、九修大の兄弟校である福修大の学長で、なんと雪大出身なのだという。全然知らなかった。そして講演内容だった80年代の矯正歯科学におこった技術革新についても興味深かった。矯正歯科も、補綴みたいに歴史学みたいな雰囲気があるので、結構好き。現在、あたりまえのように使っている道具や方法も、ちょっと前までその技術革新が無ければ、全然違う、もっと手間暇のかかる方法だったというのも、写真で見せてもらえると非常に刺激的。「なるほど、昔はこうだったのか・・・」と知ることって、結構大切だと思う。
私は一人で色々と感想を反芻しながら、2人目の演者が登壇したため、ノートのページをぺらっとめくった。そして、今日、実際に来て聴講してわかったことがあった。それは・・・。
2人目以降、全部英語だった!
4人中3人が外国人で、英語で講演していた。さすがは雪国大学・・・。
私は講演会が終わると、喫茶店で少し軽食を取って、一息ついた。講演中もずっとお腹がぎゅるぎゅる鳴っていたからハラハラしていたのだ。
そして、夜の九修大同窓会に備えた。
それでは、ばいちゃ☆