最近のドラマ・映画レビューまとめ!
忙しくて最近流行りの映画やドラマを見ることができない。だが、案ずるなかれ!私と同じ境遇の同志たちよ!
私はタイトルと聞きかじった噂だけでストーリーを把握することができる能力がある。以前はタイトルだけで、ずばりと小説のシナリオを把握させることができたことがある。
今回もそのときの要領で、しっかりと流行に乗り遅れないように最近の映画やドラマをさらっていきたいと思う!
今宵、忙しい人のためにおくる流行の作品たちはこちら!
1.君の名は
2.逃げるは恥だが役に立つ
3.下剋上受験
の以上3作品だ!しっかり勉強していってくれよな!
1.君の名は
時は昭和二十年三月十日の陸軍記念日。帝都東京は非情な米軍の大空襲により火の海となった。これが死者10万を超える世紀の戦争犯罪、東京大空襲である。その夜、焼夷弾が降り注ぐ中、たまたま一緒になった見知らぬ男女、真知子と春樹は助け合って戦火の中を逃げ惑ううちに、命からがら銀座の数寄屋橋までたどり着く。一夜が明けて、二人はここでようやくお互いの無事を確認する。
お互いに生きていたら、半年後の11月24日、それがだめならまた半年後に、この橋で会おうと約束し、お互いの名も知らぬまま別れた。やがて、2人は戦後の渦に巻き込まれ、お互いに数寄屋橋で相手を待つも再会が叶わなかった。それから七十年。真知子と春樹の孫たちが運命的な再会を果たす。2人は入れ替わったり入れ替わらなかったりして色々あって結ばれることとなった!
2.逃げるは恥だが役に立つ
「逃げ恥」の略称で広く親しまれたドラマ。大東亜戦争における帝国陸軍は、戦陣訓にある「生きて虜囚の辱めをうけず」の精神により、降伏・撤退などのいわゆる「逃げ」のような行為は厳しく禁じられ徹底抗戦主義がまかり通っていた。
ここでは大東亜戦争で実際にあった2つのエピソードを引用することによって、戦争とは何なのか?また当時の帝国陸軍に蔓延していた徹底抗戦主義を代表する精神偏重主義が如何に非人道的であったかを糾弾するような構成となっている。
注目すべきは、降伏せずに洞窟で最後まで戦い抜いたペリリュー島で実しやかに語られる女性兵士を演じるガッキーこと新垣結衣だ。ペリリューには機関銃をぶっぱなし米軍兵士85人を今際の際に殺戮して散った日本人女性の伝説がある。降伏―逃げることが許されなかったために、一人の可憐な女性が鬼となり、畜生道を突き進み絶命する。戦争の不条理を詰め込んだような役をガッキーが熱演する。
一方で、全員無傷で生還を果たした帝国海軍のキスカ作戦。陸軍にとっては絶対に許されなかった撤退―逃げる行為を組織的に行った人命第一であった海軍。孤島キスカより全員が生きて帰ってきた奇跡的な史実を、木村少将役の星野源が熱演する。この2つの対照的なエピソードを演じる2人の好演が高じて、非常に強いメッセージをお茶の間に投げかけた話題作であった。
3.下剋上受験
昭和二十年。水飲み百姓の末っ子が一生懸命勉強して、倍率100倍を超える陸軍幼年学校を受験して、立派な陸軍士官になるまでのサクセスストーリーを描いたもの。陸軍幼年学校の学生は「星の生徒」と呼ばれて、国民たちから羨望と期待の眼差しを差し向けられた。そのタイトルから、戦時中の国策映画とも思える単調なストーリーが予想されたが、不思議と大衆の心を打ち大ヒットドラマとなったようだ。
諸君!これで流行に乗り遅れずにすんだぞ!感謝したまえ!
それでは、ばいちゃ☆