俺はタクランケ!X

ハロー、ハロー聞こえますか?
こちら太陽系第三惑星地球・・・。
あなたの世界とちょっとよく似たこっちの世界。
そっちがこっちで、こっちがそっちのパラレルワールド。
平行と交錯、現実と虚構。
ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
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2016.05.31 Tuesday

師匠のお誕生日をお祝いしたよ!

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     今日は大学に残っている弟子たちで師匠のお誕生日をお祝いしたよ!お誕生日会に関しての話しを3つにわけて書いていくよ!

     #1.ケーキのくだり
     #2.プレゼントのくだり
     #3.お誕生日会のくだり



    #1.ケーキのくだり

     お誕生日会だから、もちろんケーキがある。姉弟子から「師匠はきのとやの季節のケーキが好きだよ」とアドバイスをいただいた。きのとやは北海道を代表する洋菓子店だ。私はお誕生日会に合わせてケーキを調達した。



     ケーキは鮮度が命。あと、持ち運び距離が長くなってしまうと、稀代のおっちょこちょいである私は落としたりなんなりする可能性が高まるため、今日の昼休みに病院から最寄りのお店でケーキを受け取ることにした。

     午前中は新患当番だった。そのため、少しだけ終わるのが遅くなってしまった。私は駆け足で病院を出て、地下鉄に乗った。速足でお店に行きケーキを受け取る。「少しだけ時間があるな・・・」と駅前のなか卯に入ってランチセットを注文。なか卯はいい。頼むとすぐにでてくる、これでこそファーストフードだ。私は流し込むようにうどんをかき込み、再び病院へ向かった。

     改札を抜けるとちょうど電車が来ていたので、飛び乗った。私が乗るのをまっていたかのようで、すぐに扉が閉まり発進した。そして、しばらくして私はあることに気が付く。「次の停車駅は・・・」。車内アナウンスを聞いて、その違和感は確信に変わった。これ、病院と逆方向の電車だ!

     そこで乗り換えて、折り返して・・・。カツカツのタイムスケジュールで動いていた私にとって、このうっかりは致命的だった。「嗚呼、午後の診療がはじまってしまう!」の一心で、走った。もちろんケーキに衝撃を加えないように。息を切らしながら診療室に入る。なんとか間に合った。汗だくの身体にケーシーは熱がこもる。私はペーパータオルで汗をぬぐいながら息を整えた。あそこで逆方向の地下鉄に乗ってさえいなければ・・・。



    #2.プレゼントのくだり

     私は師匠に何をプレゼントしようか色々と考えた。私はプレゼントを考えるのが好きだ。色々と考えた末、まずはイカした灰皿をプレゼントすることにした。師匠は学内でも指折りの愛煙家なので、煙草にちなんだものをプレゼントしようと考えたのだ。私が選んだイカした灰皿がこちらの商品。



     男の灰皿といったらこれでしょ!現場灰皿のミニ版!



     そして次に、タオルを用意した。でも、ただのタオルではない。

     私の師匠は第一補綴の中でも技工物が多いことで有名だ(鍛えられてます!)。弟子同士でたびたび師匠の名前をとって「××技工所(××には師匠の名前が入る)」と冗談を言うことがある。先日の弟子会でも「××技工所」の話題があがって笑いが起きた。私はこれだ!と思って、実家の診療所で歯科技工所の会社名がプリントされているタオルをよく見ていたのでそれをイメージして、「××技工所」と刺繍がはいったタオルを準備したのだ!

    (※イメージ)

     師匠、喜んでくれるといいなぁ・・・。



    #3.お誕生日会のくだり

     そして今日!医局会が終わったあと、第一補綴の医局にてお誕生日会が開催された。兄弟子、姉弟子が集まって、色々と指示をしてくださった。飲み物を用意して、ケーキを出して・・・とセッティングをしていたら、ひょっこり師匠が登場。「先生、まだです!」と弟子一同で追い返してしまうなんて一幕も。暗黙の了解のサプライズ。

     準備が終わったところで、末弟子の私が先生の部屋に呼びに行った。医局は電気が消され、ケーキにささったろうそくの明かりだけがぼんやりと光っていた。「はっぴば〜すでぇ〜とぅ〜ゆ〜」と皆で歌って、師匠が火を吹き消した。拍手とともに明転。ケーキを前にした師匠を弟子たちがパシャパシャと写真を撮った。そして皆で季節のケーキを食べた。実は懸案事項だった人数分の切り分けもなんとかうまくいった。師匠が「きのとやは甘くなくて良い」とぼそりと言った。季節のケーキはとても美味しかった。

     ろうそくが数字型のもので、鮮やかな黄色だった。兄弟子が「これでワックスアップできそうですね」と言った。「膨張率とかすごそう」など、補綴らしい話題で会話が弾んだ。師匠が「いままでは個人トレーやテックだったけれど、そろそろメタルコアのワックスアップ・・・だな」と言った。突然、レベルアップが宣告された。私は「がんばります」と言った。

     さて、運命のプレゼント。灰皿もタオルも師匠は喜んでくれた。プレゼントを持つ師匠の写真撮影をした。兄弟子がミニ現場灰皿を見て「むかしの喫煙所はこの灰皿でしたね!」と言っていた。私が予期せぬ形で、この灰皿は師匠や兄弟子たち愛煙家に少し懐かしい気分にさせたようである。師匠は「どこに置こうかな〜」と言っていた。

     また、「××技工所」の刺繍入りタオルは、兄弟子、姉弟子たちにもウケた。師匠もとい所長は「あんまり汚したくないなぁ、どこに使おうかなぁ〜」と笑っていた。お茶を飲みながらまったりティータイム。これまでゆっくりとお話しする機会がなかった先生ともたくさんお話しすることができたのもとてもよかった。飲み会とも違う雰囲気で、なんだかとても楽しかった。

     とにかく、兄弟子、姉弟子の先生方のお力添えもあってなんとかお誕生日会を開催することができたし、師匠からは「今日は本当にありがとう」と言っていただけたし、本当によかった!いやぁ、本当によかった!もう「よかった」その一言に尽きる。



     師匠、お誕生日おめでとうございました!また明日からもよろしくお願いいたします!

     
     
     それでは、ばいちゃ☆


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