2015.12.31 Thursday
サディの大晦日 『ヘッドライト・テールライト』編
「この惑星の年末には中島みゆきがぐっとくる。」
とあるコーヒーCMで、中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」が流れ、かのような一節で締めくくられる。私はそれを見て、本当にそうだなぁ、としみじみしてしまった。どうも、如月サディです。
気がつけば、大晦日。あと数時間で年が明ける。iPhoneにイヤホンを差し、中島みゆきを聴きながらしばしこの一年に思いを馳せる。いろいろあったな。いやなこと、つらかったこと、嬉しかったこと、楽しかったこと。この一年も悲喜こもごも、全部ひっくるめて晦日だ、晦日、大晦日。
さて、そんなこんなで、いよいよ国試を来月に控えた。皆の顔から血の気が無くなってきた。連日、予備校の授業があったり、学校の先生の講義があったり。国試対策委員会の人たちから叱咤激励されながら、さらには班長からはマンツーマンの指導を受け、家ではキレネン子さんと一緒に勉強するなどして、一日一日をじりじりと刻むように過ごしている。本当に周囲のみんなには頭があがらない。
小倉の街も、故郷の札幌ほどではないにせよ、日に日に冬らしくなってきている。今年は不退転の覚悟で!というと大袈裟だが、年末年始の帰省をあきらめて小倉で年を越す。試験が近いこともあってか、どうでもいいことにもやもやしたり、ちょっと怒りっぽくなったり、落ち込みやすくなったりと、自分自身の心の弱まりも感じている。もしかしたら、その気候が神経衰弱に拍車をかけているのかもしれない。寒い、寒いと言いながら、参考書や問題集をめくる。こたつに入って、先輩からもらった上着を羽織って、一生懸命。
・・・一生懸命なはずなんだけど、ちょっとこの写真からは伝わりにくいかもしれない。でも、これは温かい。ドラえもん、もしこの記事を読んでいたら「もしもボックス」か「アンキパン」が欲しい。「もしもボックス」が手にはいれば、国試をなくすんで。
冗談はさておき、今日、祖父母からちょっと早めのお年玉が郵送で届いた。お礼に電話をすると「今年の年末はお前がいなくてさびしかった。早く帰ってこい」と激励された。あと「彼女と美味い物でも食え」と。
祖父母が柄にもなく「ヂヂババ」と手紙を結んでいるのに、ちょっと笑ってしまった。
父とも話したが、「国試は人生の集大成。俺も北海道神宮でお前の合格をお祈りしておくから。」と応援してくれた。ただ「北海道神宮にお願いして何かが合格したことないよね」と笑いあった。
どん衛兵で、年越しそば。「ばーそー」。嗚呼、今年が終わる。
「ファイト、闘う〜君のことを〜・・・」
この惑星の年末には、やっぱり中島みゆきがぐっとくる。
それでは、ばいちゃ☆
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