2015.10.27 Tuesday
千里俺走る。
今日はマッチングの結果発表だった。
マッチングといっても、医歯学部以外の人にはちょっとわかりにくいかもしれない。ざっくり言ってしまえば研修採用試験のことで、その結果発表があったのだ。
歯学部の学生は、卒業して国家試験に合格した暁には歯科医師免許を獲得して、晴れて歯科医師として世に出る。しかし、それだけでは診療することはできない。診療をするためには、国から課せられた研修義務を果たさなければならないのだ。これは研修期間が違うだけで、医学部の学生もほぼほぼ同じシステムで動く。・・・というか、歯学部の研修システムが医学部の模倣なのだけれど。
私たちは長期休暇を利用もしくは病院実習の合間を縫って、いくつかの病院を見学して研修先の病院を決める。そして、「ここに行きたい!」という病院の採用試験を受ける。受ける数は人によって違う。ひとしきり採用試験を受けた後に、「マッチング協議会」という所に「ここが第一希望で、ここが第二希望です」といった感じで登録をする。あとはフィーリングカップル。「行きたい!」と言った先の病院から「あなたが欲しい!」と言われて相思相愛になれば、カップル成立ならぬ「マッチ」となり、成立しなかった場合「アンマッチ」となる。その「マッチ」か「アンマッチ」かの結果が、今日出たのである。
前置きが長くなったけれど・・・。
私は無事に雪大病院と「マッチ」した!
本当によかった!まず、私は父に連絡した。雪大OBの父には、今回本当にお世話になったからだ。「ありがとうございました」と言うと「受かって当たり前だ!」と激励された。
次に、修羅大の教授へ報告しに行った。すると「良い顔をしているね!おめでとう!」と言っていただいた。「あとは国試だね!」と言われた。そうだ。国試に落ちてしまえば、この「マッチ」もオジャンだ。「がんばります!」と力強く答えた。
キレネン子さんにも報告した。キレネン子さんは修羅大に残るので、もしお互い国試に受かってしまえば遠距離恋愛になってしまうことが決定したとも言える。キレネン子さんは「嬉しいけど、寂しい。寂しいけど、嬉しい。」と、少し複雑な表情を浮かべていたが「お祝いしましょう!」と、夕飯を御馳走してくれた。
「ピザパ〜」と二人で小躍り。
ガラナを飲みながら、ピザを食べた。
「三ヶ月後にはサディいなくなっちゃうんだ。」「・・・受かればね。でも、遠距離がんばるよ。」
実感のない寂しさと、その一方でもう国試に受かった気になっているというむず痒さ。とにかく、国試。いや、その前に卒業試験。ハードルは高いけれど、今は目の前のことをひとつひとつ消化していくしかないもの。見通しが立ったような、立っていないような。不思議な感覚である。
とにかく、今の私では、なかなか難しい。けれど「千里馬」の精神でなんとか乗り切って行きたい。
千里馬走る。俺は、チョルリマ。
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マッチングといっても、医歯学部以外の人にはちょっとわかりにくいかもしれない。ざっくり言ってしまえば研修採用試験のことで、その結果発表があったのだ。
歯学部の学生は、卒業して国家試験に合格した暁には歯科医師免許を獲得して、晴れて歯科医師として世に出る。しかし、それだけでは診療することはできない。診療をするためには、国から課せられた研修義務を果たさなければならないのだ。これは研修期間が違うだけで、医学部の学生もほぼほぼ同じシステムで動く。・・・というか、歯学部の研修システムが医学部の模倣なのだけれど。
私たちは長期休暇を利用もしくは病院実習の合間を縫って、いくつかの病院を見学して研修先の病院を決める。そして、「ここに行きたい!」という病院の採用試験を受ける。受ける数は人によって違う。ひとしきり採用試験を受けた後に、「マッチング協議会」という所に「ここが第一希望で、ここが第二希望です」といった感じで登録をする。あとはフィーリングカップル。「行きたい!」と言った先の病院から「あなたが欲しい!」と言われて相思相愛になれば、カップル成立ならぬ「マッチ」となり、成立しなかった場合「アンマッチ」となる。その「マッチ」か「アンマッチ」かの結果が、今日出たのである。
前置きが長くなったけれど・・・。
私は無事に雪大病院と「マッチ」した!
本当によかった!まず、私は父に連絡した。雪大OBの父には、今回本当にお世話になったからだ。「ありがとうございました」と言うと「受かって当たり前だ!」と激励された。
次に、修羅大の教授へ報告しに行った。すると「良い顔をしているね!おめでとう!」と言っていただいた。「あとは国試だね!」と言われた。そうだ。国試に落ちてしまえば、この「マッチ」もオジャンだ。「がんばります!」と力強く答えた。
キレネン子さんにも報告した。キレネン子さんは修羅大に残るので、もしお互い国試に受かってしまえば遠距離恋愛になってしまうことが決定したとも言える。キレネン子さんは「嬉しいけど、寂しい。寂しいけど、嬉しい。」と、少し複雑な表情を浮かべていたが「お祝いしましょう!」と、夕飯を御馳走してくれた。
「ピザパ〜」と二人で小躍り。
ガラナを飲みながら、ピザを食べた。
「三ヶ月後にはサディいなくなっちゃうんだ。」「・・・受かればね。でも、遠距離がんばるよ。」
実感のない寂しさと、その一方でもう国試に受かった気になっているというむず痒さ。とにかく、国試。いや、その前に卒業試験。ハードルは高いけれど、今は目の前のことをひとつひとつ消化していくしかないもの。見通しが立ったような、立っていないような。不思議な感覚である。
とにかく、今の私では、なかなか難しい。けれど「千里馬」の精神でなんとか乗り切って行きたい。
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