2015.09.30 Wednesday
TOUIN NO OWARI
今日、17時をもって一年と一か月に及んだ病院実習が終わった。
今日はめでたい。今宵は百年に一度の太陽が沈んで夜が訪れるような日で、終わりのないような戦いも今宵は休戦して祝杯をあげそうな日。ついに終わったのだ。
思い返せばいろんなことがあった。
先生に「プローブ」持ってきて!と言われて「スケーラー」持って行ったり。違う患者さん導入しちゃったり。PMTCに使うペースト出したら「何人分のするの?」と叱られちゃったり。
一番恥ずかしかったのは先生が「(患者さんに)エプロンつけて」と言ったのを勘違いして「(あなた)エプロンつけて」という意味だと思って、ずっとエプロンつけて待機していたという・・・名付けて「エプロン待機事件」。
こういう「事件」をあげれば、もう枚挙に暇がない。大小様々な数々の事件。悲喜こもごもの病院実習。きっと六年生一人ひとりに聴けば、それぞれがそれぞれの「事件」をもっているだろう。私たちはこの山のような失敗体験を糧に、臨床現場という大海原に漕ぎ出していくのだ。漕ぎ出す前に、飲み会のネタとして極上の肴になっているけれど。こういう「事件」で、永遠に飲み続けられそうなんだよね。
これらの極上の「事件」は、今は終わったばかりで、素材が生々しすぎるから、もう少し時間が経って記憶の整理がなされたら・・・例えば無事に卒業することができたら、書いてまとめていきたいと思っている。だから、ブログを卒業したらどうしようかなぁ〜と思っていたけれど、卒後に「事件」を書くという楽しみが増えたので続けて行こうと思う。ふふ。
しかし「事件」はいったん置いといて、本当にいろんなことを体験することができた。まず「見学」の大切さもわかってきたような気がする。最初は知識もないから、ただぼーっと見ていただけだったけれど、段々先生が何をしているのかがわかってくると、見るって大切だし必要だな、と思うようになった。やっぱり「自分がするとしたら」と思うと、見るポイントもわかってくるし、緊張感もでてくるよね。また、大学病院でなければ見ることのできない大規模な手術を見学することができたことも、なんだかわからないけれど、すごいよかったな、と思う。
あと、ちょっと話は変わるけれど補綴の先生がこねる材料って本当に美味しそうだった。僕も美味しそうに材料をこねる補綴科ドクターになりたい。
さらには、「見学」だけではなく、実際に患者さんに触れて診療することができた。大幅に先生にフォローしていただきながら、浸潤麻酔から始まり、歯石取り、さらには虫歯の治療や歯の根っこの治療もした。同窓会でOBの先生が「病院実習での経験は今になっても、やっぱり自分の中の源流になっている」とおっしゃっていた。きっと、僕にとってもそうなるだろうという予感がする。
これから無事に卒業試験と国家試験に受かり歯科医師になった暁には、私も臨床現場に乗り出していく。きっとそのとき、この病院実習での毎日を思い出すだろう。なんだか、感慨深くなってきた。「ええ、一年も・・・大丈夫かなぁ」と不安だった病院実習だが、気が付けばあっという間に終わってしまった。
本来なら、お疲れさま!と一発パーティーでも開催したいところだが、我々にはそうする余裕すら許されなかった。病院実習が終わった次の日・・・要するに明日!一回目の卒業試験が我々を待ち構えているのだった。
「どうして土日を挟んでくれないんだ・・・。」実習修了の感慨など一瞬でどこかへ行ってしまった。緊張と、焦りと・・・そんな、ドラゲない夜が私を歓迎するのであった。
ああ、スターリースカイ。感慨にふけるのは、また後日にお預けだ。
それでは、ばいちゃ☆
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今日はめでたい。今宵は百年に一度の太陽が沈んで夜が訪れるような日で、終わりのないような戦いも今宵は休戦して祝杯をあげそうな日。ついに終わったのだ。
思い返せばいろんなことがあった。
先生に「プローブ」持ってきて!と言われて「スケーラー」持って行ったり。違う患者さん導入しちゃったり。PMTCに使うペースト出したら「何人分のするの?」と叱られちゃったり。
一番恥ずかしかったのは先生が「(患者さんに)エプロンつけて」と言ったのを勘違いして「(あなた)エプロンつけて」という意味だと思って、ずっとエプロンつけて待機していたという・・・名付けて「エプロン待機事件」。
こういう「事件」をあげれば、もう枚挙に暇がない。大小様々な数々の事件。悲喜こもごもの病院実習。きっと六年生一人ひとりに聴けば、それぞれがそれぞれの「事件」をもっているだろう。私たちはこの山のような失敗体験を糧に、臨床現場という大海原に漕ぎ出していくのだ。漕ぎ出す前に、飲み会のネタとして極上の肴になっているけれど。こういう「事件」で、永遠に飲み続けられそうなんだよね。
これらの極上の「事件」は、今は終わったばかりで、素材が生々しすぎるから、もう少し時間が経って記憶の整理がなされたら・・・例えば無事に卒業することができたら、書いてまとめていきたいと思っている。だから、ブログを卒業したらどうしようかなぁ〜と思っていたけれど、卒後に「事件」を書くという楽しみが増えたので続けて行こうと思う。ふふ。
しかし「事件」はいったん置いといて、本当にいろんなことを体験することができた。まず「見学」の大切さもわかってきたような気がする。最初は知識もないから、ただぼーっと見ていただけだったけれど、段々先生が何をしているのかがわかってくると、見るって大切だし必要だな、と思うようになった。やっぱり「自分がするとしたら」と思うと、見るポイントもわかってくるし、緊張感もでてくるよね。また、大学病院でなければ見ることのできない大規模な手術を見学することができたことも、なんだかわからないけれど、すごいよかったな、と思う。
あと、ちょっと話は変わるけれど補綴の先生がこねる材料って本当に美味しそうだった。僕も美味しそうに材料をこねる補綴科ドクターになりたい。
さらには、「見学」だけではなく、実際に患者さんに触れて診療することができた。大幅に先生にフォローしていただきながら、浸潤麻酔から始まり、歯石取り、さらには虫歯の治療や歯の根っこの治療もした。同窓会でOBの先生が「病院実習での経験は今になっても、やっぱり自分の中の源流になっている」とおっしゃっていた。きっと、僕にとってもそうなるだろうという予感がする。
これから無事に卒業試験と国家試験に受かり歯科医師になった暁には、私も臨床現場に乗り出していく。きっとそのとき、この病院実習での毎日を思い出すだろう。なんだか、感慨深くなってきた。「ええ、一年も・・・大丈夫かなぁ」と不安だった病院実習だが、気が付けばあっという間に終わってしまった。
本来なら、お疲れさま!と一発パーティーでも開催したいところだが、我々にはそうする余裕すら許されなかった。病院実習が終わった次の日・・・要するに明日!一回目の卒業試験が我々を待ち構えているのだった。
「どうして土日を挟んでくれないんだ・・・。」実習修了の感慨など一瞬でどこかへ行ってしまった。緊張と、焦りと・・・そんな、ドラゲない夜が私を歓迎するのであった。
ああ、スターリースカイ。感慨にふけるのは、また後日にお預けだ。
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