俺はタクランケ!X

ハロー、ハロー聞こえますか?
こちら太陽系第三惑星地球・・・。
あなたの世界とちょっとよく似たこっちの世界。
そっちがこっちで、こっちがそっちのパラレルワールド。
平行と交錯、現実と虚構。
ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
そちらの地球のお天気はいかがですか?

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2015.02.28 Saturday

サディの本番前夜

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     いよいよ明日が「響ホール室内楽フェスティヴァル 弦楽と合唱の調和」の本番だ!

       演奏会の詳細はこちら

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     ということで、今日は昼過ぎから響ホールでのリハーサルに参加してきた。



     もちろん、本番前日ということで、プロの合奏団との合わせ練習だった。・・・と言っても、実際には2日前から、もうオケ合わせでの練習ははじまっていたんだけどね。オケ合わせ3日目だった。

     さて、プロの合奏団の演奏をバックにソロをする・・・と言うのは、緊張するとは思っていたものの、思っていた以上に緊張した。北九州に来て、一番緊張したかもしんない。自分のソロの場所が近付いてくるにつれて、どんどんと緊張感が高まってくる。心臓の鼓動が、本当に聞こえてくるようだった。



     さっき、「プロの合奏団の演奏をバックに・・・」とは書いたけれど、実際の配置は合奏団の後ろに合唱団がいる。歌っていると、プロの方々の背中がみえるわけだ。この圧がすごい。もう背中を見ているだけで卒倒しそうになってしまった。プロったらプロ。専門的な音楽教育を受けて、さらにその音楽で生きている人々。そんな人たちが私たちの声を聴いたら、私たちでもわからないような若干の音程のずれとかもつぶさに聴きとって・・・。



     ・・・とか、こんな感じになってしまうんじゃないかと思って、びくびくしていた。けれども、プロの方々はとっても優しくて「リラックスして〜」とか声をかけてくださったので、ちょっぴり安心した。やっぱり、プロってすごいんだなぁ。



     そんな素晴らしいソロの演奏に、怖気づいたか、なかなか安定しない合唱団の声。全体で歌う部分も、それぞれのソロも、前日だというのに課題が山積みだ。

     しかし、焦ってあわてても、どうにもならないので、できることから、課題に優先順位をつけて、ひとつひとつ穴を埋めていくしかないだろう。

     一時はどうなることか・・・と思った合唱団ではあったが、この半日の練習で、みるみる内に目の輝きが変わった。練習の前と後では違う合唱団のようだった。もちろん良い意味で。

     また、人のことばっかりも言ってられない。私自身のソロも、皆と同様に課題が山積みだった。しかし、指揮者の先生にも、みっちり指導していただきながら、なんとか或る程度調整することができた。そして、最初ほど過度に緊張しすぎることはなくなった。最低限、この状態で、明日の本番、パフォーマンスできればいいな、と思った。



     オケ合わせの時間はあっという間に終わってしまった。本当に、緊張感のある濃密な時間を過ごすことができたと思う。さあ、練習会場を後にして、今宵は、明日の成功を願って・・・!



     「乾杯!」と、指揮者の先生が宿泊しているホテルの近所で決起会!



     本当はビールがよかったけれど、そのせいで、明日、少しでも失敗したらいやだもんな。ということで、ノンアルコールビール。



     先輩が、ビールには一味を入れると上手くなる、騙されたと思ってやってみろ!と言ったので、やってみたら騙された。・・・その先輩もベースだったんだけど、本当にベースは馬鹿だなと思った。



     そういえば、なんだか色々と久しぶりだ。先生が主催している「隆声群」という活動に参加している先輩たちとこうして会うのも、先生と飲むのも。

     私も大学二年生・・・だから、三年前まで参加していた。別に、脱退したわけじゃないんだけども、なかなか予定や都合が合わずに、参加を見送っていた。毎年、素敵なイベントが開催されるんだけどね。今でも、隆声群の末端には位置していると思っているんだけどね。と、豪語する割には全然参加できてないんだけど。まぁ、そんなこんなで、知らない間に、あの頃の先輩たちは、すっかり社会人になってしまっていたけれど、相変わらずだった。



     私たちがノンアルコールで我慢していたが、先生だけはごくごく生を飲んでいた。いつも思うけれど、先生は本当にお酒に強いし、お酒が大好きだ。

     

     ビールを飲みながら、先生は「指揮者と言うのは大変な仕事ですよ。」と言っていた。「練習のときは辛酸舐めつくして、本番で君たちが失敗したら、全部私の責任になるんですもの。明日はよろしく頼みますよ!」。私たちは少しだけ笑った。
     


     先生も言っていたが、私たち学生(もしくは若いOB・OG)が、こんなプロのオケと合奏するなんてことは本当に恵まれていると思わなければいけない。その点は、貴重な経験をさせてもらって、北九州市に感謝だ。今回の演奏会は、北九州の若い合唱人の育成というのがテーマになっているそうで、そういった趣旨で企画されたのだそうだ。

     「こういった素晴らしい企画がこれからも続くように、明日の演奏会は大成功させなければいけませんよ。」

     先生は少し真面目なトーンで私たちに語りかけた。



     ・・・泣いても笑っても、ついに明日!



     皆さんのお越しを・・・静かに待っているよ。



     それでは、ばいちゃ☆

     
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