俺はタクランケ!X

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2014.03.31 Monday

養福寺貯水池

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    花は桜木、人は武士

    しかし、廃墟マニアにとっては


    花より廃墟!



    今日は、花見期間にのみ開放されるという

    「養福寺貯水池」に行ってきた

    この「養福寺貯水池」は

    実は「河内貯水池」の弟分にあたるもので

    同時期に、同じ設計者によって

    八幡製鐵所の用水確保として建設されたのだという



    今年は3/28〜4/10まで開放されているようだ



    花見開放されているだけあって

    見事な桜…満開デス



    しかし我々の目的は

    「養福寺貯水池」ならびに「堰堤」



    ひっそりとのびる石積みの階段

    独特な雰囲気が醸し出されている

    普段は足を踏み入れてはいけないところに

    堂々と歩きまわれるというのは

    これまた痛快というか快感であった



    そもそも、花見開放とはいえ

    そこまで辺り一面咲き誇っている

    …というわけでもない



    私は、実は八幡製鐵所が

    堰堤を一般市民に見せびらかしたいから

    花見開放という名目で

    期間限定で開放しているのではないか?

    と勘繰っている(笑)



    それほど、桜の印象より

    堰堤の印象の方が鮮明に残った



    堰堤への道のりは長かった

    積もった枯葉の量で

    ここが、普段は

    立ち入り禁止であることを実感した



    歩いていると、石積みの建物

    円形の建造物で趣きがある



    中はがらんどうであった

    声がよく響いた



    そこからしばらく歩いたところに

    目当ての堰堤はあった



    わきに下へ降りる階段があり

    そこを下りることにした



    「河内堰堤」(43.1m)の弟分とは言っても

    33.5mという巨大な石積みの堰堤であった



    間近で眺めると圧巻



    上から眺めると

    なお、その巨大さを感じることができる

    それにしても、建物ひとつひとつが

    お洒落で趣きがある



    広々とした貯水池



    八幡製鐵所は、この貯水池を

    河内貯水池より優先的に

    工業用水として使用しているのだとか



    深さは河内貯水池よりも浅いようだ

    水は遠賀川から引かれているとのこと



    貯水池の真ん中には灯篭が設置してあった



    それにしても、長い堰堤だ



    作りも河内堰堤のものとそっくりだった



    建造物や敷地内のいたるところに

    S字マーク

    八幡製鐵所のマークなんだろうか?



    八幡製鐵所は設置当初

    日本で最初の唯一の製鐵所であったため

    現在のような「八幡製鐵所」

    という呼び方ではなく「製鐵所」

    と呼ばれていたそうだ

    だから、この「S」は「製鐵所」の頭文字?

    …と考えてみたりするが

    私の憶測にすぎないため

    今度、ウラをとっておこうと思う!



    花より廃墟の

    とても素敵なひとときを過ごすことができた



    常時開放してほしい、とも思うが

    この期間限定の「レア感」も

    これまたよいのである



    それでは、ばいちゃ☆


     


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