俺はタクランケ!X

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2013.05.31 Friday

カチューシャ

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    最近、ロシア民謡「カチューシャ」が

    お気に入りで良く聴いている

    “カチューシャ”というと



    こういう髪どめを連想してしまいがちだが

    このロシア民謡「カチューシャ」のカチューシャは

    髪どめではなく、恋する娘の名前であり

    エカテリーナの愛称形なのだという



    日本にいわゆる“ロシア民謡”が広まったのは

    50年代のこととされる

    そもそも正確には“ロシア歌謡”と言った方が良いのだけれど

    便宜的にも“ロシア民謡”ということにする



    日本でのロシア民謡ブームの立役者に

    「ダークダックス」という

    ワグネル(慶應大学男声合唱団)出身の

    男声ボーカルグループの存在があったようで

    彼らはロシア民謡「ともしび」が売れたことで

    一気にスターダムにのし上がり

    全国に“コーラスブーム”を巻き起こしたとされている

    また、当時の労働者階級や貧困層に愛唱され

    彼らの社会主義への憧れが

    多少なりとも背景にあったようである



    また、シベリア抑留の生還者が

    ロシア民謡を持ち帰ったという背景もあり

    日本でロシア民謡と言うと

    物悲しいイメージであるのは

    そういったことに起因しているらしい



    日本でのロシア民謡ブームは

    ソ連の経済が傾いたことを境に

    衰退していってしまうのだが…



    私にとって「カチューシャ」は

    まずテトリスのBGMとしてなじみが深い(笑)

    どこかで聴いたな…と思って記憶をたどったら

    テトリスであった!




    比較的若い世代にとっては

    ゲームBGMとしても馴染みの深い

    ロシア民謡「カチューシャ」



    ここでは、まずダークダックスの歌う

    「カチューシャ」を御紹介したい




    こっちも多分ダークダックスのものだと思うのだが

    詳細が記されていないから、確証が得られない




    日本語の歌詞も哀愁漂う感じでとても素敵だ



    やはり、ロシア語で歌われている「カチューシャ」も

    また格別である

    その国の唄は、その国の言語が一番ということだろうか

    ダークダックスの歌っていると思われる

    ロシア語版「カチューシャ」もあげておきたい



    さらに「赤軍合唱団」の演奏もあげておこう



    この「カチューシャ」は

    第二次世界大戦中に作られた(1938年)

    この曲にただよう哀愁は

    そういった背景もあってのものなのかもしれない



    川の岸辺で恋人を想う少女カチューシャの姿に

    赤軍兵士は故郷を投影させて

    この歌を歌ったのだろうか?



    そして、戦後日本の人々も

    その旋律に何かを重ね合わせて

    この曲を歌ったのだろうか


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