俺はタクランケ!X

ハロー、ハロー聞こえますか?
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そっちがこっちで、こっちがそっちのパラレルワールド。
平行と交錯、現実と虚構。
ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
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2012.04.30 Monday

テルマエ・ロマエ

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    久しぶりに一日中横たわり

    惰眠をむさぼった

    昼にしたことと言えば

    今年放映予定の

    「宇宙戦艦ヤマト」のファーストシリーズのリメイクである

    「宇宙戦艦ヤマト2199」の第一話を見たことくらいである

    …まだ感情が高ぶって上手く感想が書けないので

    これは後日にするとして…



    夜はコロナまで行って

    今話題の映画
    「テルマエ・ロマエ」を見に行った



    ちょっとだけ、原作の漫画をヤナギの家で読んだことがあって

    それがきっかけで、映画を見に行こうと思い立った



    「テルマエ・ロマエ」とはラテン語で「ローマの風呂」

    テルマエ設計技師のシリウスが

    風呂を通じて古代ローマと現代日本を行き来する

    といった物語である



    最初はフルーツ牛乳や衣服を入れるかご

    さらにはシャンプーハットに

    いちいちショックを受けているシリウスが面白かったが

    中盤からだんだんと

    タイムスリップ物によくある

    「歴史のずれの修正」の話になってきて

    コミカルでかつ、ちょっぴりシリアスな展開だった



    阿部寛など、古代ローマ人の役には

    とびきり顔の濃い役者が集められたという(笑)

    外国人の役を日本人が演じるなんて

    いままでの日本映画にはなかったんじゃないかな



    シリウス役の阿部や皇帝役の市村以外の

    ローマ人役は本当のイタリア人だったが

    それらの人は吹き替えになっていて

    洋画の吹き替え版を見ているかのような演出になっていた

    考えられているなぁ



    途中で、現代日本人が古代ローマに

    タイムスリップする場面もでてきた

    このときは、古代ローマ人はラテン語

    現代日本人は日本語しか喋らないから

    言語の壁をどのように演出するのかと思ったら

    画面右上に
    )))BILINGUAL(((との表示

    楽屋ネタも豊富だった(笑)



    だが、ただ面白いだけではなくて

    はっとさせられる場面もいくつかあった



    シリウスが皇帝から

    後継者の地位向上のために

    テルマエを作るよう命じられるも

    後継者をどうしても認めたくないシリウスは

    自分のテルマエ設計技師の誇りのために

    皇帝の命にそむくという場面があった



    この時代、皇帝の命令に逆らうことは

    死を意味するのだが

    上戸彩(役名は忘れてしまった…w)に

    「死んじゃうよ!」と止められる

    「みんな嫌な仕事を我慢しながらやってる」という上戸に


    「悲しい民族だな」というシリウス

    誇りを犠牲にして息をしている日本人に

    さりげなくメッセージを発しているのがよい



    全編にわたって古代ローマ人との比較を通しながら

    日本人が失ってしまったものや

    日本人が持っている良いところを

    浮き彫りにすることができている印象

    しかも、それが五月蠅く主張することなく

    物語の中でさりげなく訴えかけてくるから

    とても気持ちよく見ることができた

    単なるコメディ映画ではなかった



    コロナの前に調度足湯があった

    映画を見た後、みんなで浸かった



    テルマエ・ロマエを見ていたら

    温泉に行きたくなってしまった

    オンドル小屋に入ってみたい

    温泉に行くのは難しくても

    つげ義春の温泉物の短編が読みたくなってきた



    明日、明後日と実習

    というわけで、GW前半戦終了



    明日からも弓がんばるぞ!

    それでは、ばいちゃ☆


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