俺はタクランケ!(歯学院生の日常)

ハロー、ハロー聞こえますか?
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2016.10.30 Sunday

熊本地震チャリティー講演会に参加してきたよ!

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     父の勧めで北海道歯科臨床研究会Team SAMが主催する「熊本地震チャリティー講演会〜LET'S GO HAND IN HAND〜」に参加してきた。Team SAMの先生方と父は同じスタディーグループに入っていて、そのつながりで講演会の情報が来たらしい。

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     父はTeam SAMの講演会ことを「勉強熱心な若手の先生たちのグループで、とても勉強になると思うぞ」と言っていた。そして「若手のグループで年齢制限があるから、俺みたいなおじさんは入れないわけ」と笑っていた。

     

     さて、今回参加した講演会は「熊本地震チャリティー講演会」というコンセプトで、抄録にも「Pray for Kumamoto Pray for Kyushu」と印刷されていた。

     なぜこの北海道の地で熊本チャリティーなのかというと、Team SAMのファウンダーの一人の先生が、熊本県で勤務されていたことがあり、抄録の前書きには「第2の故郷とも言える熊本に対して私達も少しでも力になるべく、今回、熊本地震チャリティー講演会を開催する運びとなりました。」とあった。参加費はすべて義援金として熊本におくられるとのことだった。参加費をお渡しすると「研修医のうちからこういう講習会に参加するなんてすごいね」とお褒め戴いた。

     

     私も熊本ではないが九州で6年間を過ごした人間である。熊本には部活の遠征で何度も行ったことがあるし、卒業旅行でも立ち寄った。また、国試前に大変お世話になった班長も熊本に就職していた。そのため、私にとっても熊本地震は衝撃的で他人事ではなかった。部活の先輩と行った熊本城が見るも無残な姿に変わり果てていた。また、今年の3月に友人と卒業旅行の際に参拝した阿蘇神社はぺしゃんこになって見る影も無くなっていた。画像を見て私はかたまってしまった。

     私はすぐに友人たちに連絡を取りたかったけれども、邪魔になってしまうかもしれないと思い、報道を見ながらほとぼりが冷めるのを待ってから「大丈夫?」とLINEをした。すると「大丈夫だよ!」と顔文字付きで返事が来た。しかし、話しを聞いていると家に帰れずに診療室で寝泊まりしたというエピソードもちらほら出てきた。私だったら「こんなに大変!」と苦労話をぶつけてしまいそうだが、それを「大丈夫!」と気丈な一言で返してくるところに感動すら覚えた。それから数日経ってから、自らも被災者でありながら避難所を回って研修医でありながら歯科医師としての責務をしっかりと果たしている班長の姿がSNSであがってきた。私は班長の元気そうな姿を写真で見て安心したと同時に、熊本の被害の大きさを思い知らされた。ということで、私自身もある種の思いをもってこの講演会に参加した。その割には寝坊したけれど。

     

     

     さて、今回の講演会も非常に刺激的で面白かった。先生方の得意分野であろうお話しを聞くことができて本当によかった。ある先生はインプラント、ある先生は歯周病、ある先生は感染、ある先生は血液検査・・・とテーマは十人十色であったが、いずれのテーマも非常に大切で、どの先生も非常に勉強熱心ということが伝わってきた。また、会場の雰囲気もとても良く、皆が自由に質問をし合ってディスカッションしている光景は、非常に素晴らしく、私ももし将来勉強していくならこういう風通しの良いモチベーションの高い人たちに囲まれた環境がいいな、と漠然とではあるが思った。

     

     途中、ある先生から「一番若い先生が如月先生なので、国試問題当ててもいいですか?」と聞かれた。私は「答えられるかわかりませんけど・・・」と答えたが、急に呼吸が浅くなって、汗が出てきて、手が冷たくなってきた。

     正直、こういう気持ちだったけれど、ここで断わるのも、ねぇ。でも、答えられなかったら「あいつは国試問題も解けないのか」とか思われてしまうし、最悪「如月先生の息子さんは阿呆」と思われてしまうかもしれない。なんとしてでも正答せねば。

     

     その先生は医科歯科連携の話しをされていた。きっと当ててくると言っても、比較的簡単な問題だろう・・・きっと感染性心内膜炎を選ぶような?そんな問題が出るだろう、きっとそうだ、そうであってくれ!と神に祈った。すると、いよいよ時が来た。「それでは、一番若い、如月先生!」とあてられた。遠くにある小さなスライドに国試の過去問が写った。私は一瞬固まった。そこには、歯科国試の中でも正解率の悪い、歯科麻酔の問題が映し出されていたのだ。歯科麻酔の問題は、基準値をしっかりと把握したうえで、全身疾患にも精通していないと解けないようなものが多い。しかし幸いなことに、スライドに写った問題は、何十回も解いたことがあるものだった。ありがとうDES!ありがとう麻布!ありがとう班長!もうこの問題だったら読まなくても答えがわかるぜ!

     

     私は色々と細かいことを諮問される前に、食い気味で「この問題はA,B,Cです!」と答えた。「ファイナルアンサー?」「ファイナルアンサーです!」「・・・正解!」とお決まりのやり取りを交わすと、「すげぇ」と歓声もあがった。よかった国試前にそれなりに勉強しておいて。でも、これってよくない解き方だよね、家に帰ってしっかりと基準値の復習しよう。とりあえずここでは、私がバシッと解答したということで、そういうことで!

     

     

     最後は被災地熊本から先生をお招きして「災害時に私達歯科医師ができることは?」と題しての特別講演があった。たまたまだが、講師の先生は九州修羅大卒の先生だった。先生は、自然災害の際の歯科医師の果たしてきた役割の変遷や歴史を踏まえた上で、ご自身が被災した実体験とともに、今後の災害が起きたときのために歯科医師としてどんなことを準備しておかなければならないのかということをお話しされていた。準備というのは、器材や道具などのハード面や、地域とのコミュニケーションや震災への心構えなどのソフト面、どれもこれも実際に体験していないとわからないきめの細かい内容であった。

     

     熊本震災がどれほどの規模だったのか、映像と体験談によって、改めてうかがい知ることができた。・・・班長は熊本で元気にしているだろうか?久しぶりに連絡を取ってみようかしら。

     

     今後もTeam SAMは定期的に講習会を開催していく予定だという。もっと先生方のお話しを伺ってみたいと思った。今回も父の勧めでこのような素晴らしい講習会に参加することができた。今回は父の代わりという意味合いもあったので、どういった講習会だったのか、きちんと伝えようと思う。

     

     それでは、ばいちゃ☆

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    2017.06.26 Monday

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