夏といえば怖い話!怪談ライブBarスリラーナイト!!
夏と言えばなんだろうか。
夏と言えば・・・やっぱり怪談だろう!
実は、私は怪談が大好き。怖い話には目がない。昔はよくテレビでも特集が組まれていたものだが、最近はあんまり取り上げられてないよね。仕方がないからネット動画などで夏をしのいでいた。そんなところに、怖い話を聴きながらお酒を飲めるバーが札幌にあるという情報をキャッチ!
早速、高校時代の友達と一緒に行くことになった!
ここが噂の怪談ライブバー、スリラーナイト。
恐る恐るドアを開けようとしたら、がばっとドアが開いた。「わ!」と驚くと、定員さんが中から「見えていましたよ」とにやり。
いやぁ、店内がすでにもう怖い。ここは怪談ライブが1時間ごとに開催され、その間飲み放題というシステムだ。怪談ライブは「怪談師」と呼ばれる人たちが、選りすぐりの怖い話をしてくれるとのこと。今日は匠平の日だった。
さて、ライブが始まるまで、ちょっと時間があったので、皆でそれぞれの持っている怖い話を披露してみたりして、気運を高めた。
今回一緒に来たのは、ナガタニと、
きょろぼとタツヤンだった。
タツヤンは既に来たことがあって「僕はもうわかっているから怖がらないけれども、怖がるのは君たちだからね」とドヤ顔だった。
私はライブが始まる前に用を足そうと思ってトイレに立った。
廊下を曲がり・・・
うぉ!
・・・なんだ、猫か。
ほっとして、トイレの扉を開けると・・・。
ひっ!
びっくりした。このトイレの隣に、普通のトイレもあるので、私は恐怖のあまりそっちで用を足した。
こうして見てみると、やはり内装がすでに怖い。
腕がだらり。
メニュー立てもこんな。
職業柄、頭蓋は別に怖くないんだけど、ミイラとか来られるとね。
ライブが始まるまで、まだ時間があったので、飲み物に少しだけ指をつけて、雫をぴっとタツヤンの背中に飛ばしてみた。
「わ、やめてよ!」
ちゃんとタツヤンはびっくりしていた。
またタツヤンが私に背を向けたとき、隣に座っていたナガタニが同じように、ぴっと雫を飛ばした。
するとタツヤンは私の方を振り返って「やめてよ!」と言った。「お、俺じゃないよ!」と言っている姿をナガタニが笑ってみていた。
そうこうしている間に、部屋は暗転。机の上に置かれた蝋燭がゆらゆらと光った。お店はすっかり満席になっていた。そしてはじまった匠平の怪談・・・!
(画像はネットから)
「絶対に後ろだけは向くなよ」
客「ぎゃー!!」
・・・いやはや、すっごい怖かった。肝がしっかり冷えて、納涼って感じがする。これこれ、これが夏だよ。ね、みんな!
きょろぼ「そーだねー、怖かったねー」首ボリボリ
タツヤン「・・・」
おいおい、どうしたんだよ、タツヤン!
「べ、別に、怖くないよ・・・」
始まる前は「怖がるのは君たちだ」なんて言っていたじゃないか!と言うと、タツヤンは横に揺れた。
店員さんが来て、お会計。合言葉の「おたま」を言っていたので、10%オフ。タツヤンが取りまとめて、店員さんにお金を渡した。
私たちは荷物を持って、出る準備をした。私もナガタニも荷物を持った。
そのときである。
「ねぇ、やめてって!」
タツヤンが言った。私たちは両手に荷物を持った状態で「どうしたんだよ?」と聴くと、
「また水かけたしょ?」
「え?だってよく見てみろよ、俺だって、ナガタニだって、きょろぼだって、両手が塞がっているじゃないか。誰もそんなことしてないよ。」
私がそう言うと、ナガタニときょろぼも「そうだ」と頷いた。
「え?」
「・・・。」
「あー、怖かった!」
スリラーナイト、病みつきになりそうである。
それでは、ばいちゃ☆