俺はタクランケ!(歯学院生の日常)

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2018.03.16 Friday

北大歯学部同窓会特別講演会(演者:筒井照子先生)を聴講して

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     この間の日曜日、私は北大歯学部同窓会が主催する特別講演会に出席してきた。

     演者は全国的に有名な臨床家、筒井照子先生。演題は「咬合治療〜体癖・力のコントロール、全身・顔面頭蓋、歯牙・歯周組織」だった。

     私は北大歯学部同窓会が筒井先生をお呼びすると聞いてから、ずっと聴きたいと思っていた。札幌で筒井先生のお話をきけるなんてなかなか無い機会だ。ただ、そう思っていたのは私だけではなかったようで、この日会場は満員御礼。開演30分前で受付に行列が出来るほどの大盛況ぶりだった。

     

     筒井先生のお話は、卒後二年目の私にはちょっと難しかったが、非常に刺激的で勉強になった。今は、この日取ったメモをノートに起こしてまとめている最中だ。この日学んだことをきちんと消化するためには、もう少し時間と勉強が必要そうだ。消化しきってから記事を書いたほうが良いんだけれど・・・鉄は熱いうちに打てというか、興奮が残っているうちに記事に起こした次第だ。

     筒井先生は九州歯科大学の歯科矯正学教室の御出身。そういうこともあってか、私が補綴に所属しているというのもあるのかもしれないけれど、非常に切り口が矯正歯科学的だったという印象が強かった。

     

     私が現段階で(おそらく)理解することが出来て、印象に残った話を書いて行きたい。

     先生曰く、咬合は生理学的咬合と補綴学的咬合の二つがあるのだという。私が「切り口が矯正っぽい」と思ったのは「生理学的咬合」に関する話だったような気がする。

     態癖(顎口腔系に悪影響を及ぼす習慣)によって崩れてしまった咬合を、患者がもともと持っていた咬合(生理学的咬合)に戻すことが大切であり、補綴学的咬合は生理学的咬合を回復した上で着手するのが順番なのだという。

     要するに、歯科関係ではない人のために(もう歯科関係でない人がこの記事のこのあたりまで読んでいるのかどうか疑問だけれど、一応、歯科関係じゃない人に歯科の話しを伝えていこうというのが、このブログのコンセプトだから、うん)ざっくり言うと、無暗やたらに銀歯をいれたりしても、態癖が治らないと根本的な解決にはならないよねっていう話・・・だと思う。

     そして、その態癖は患者の表情や立ち姿である程度診断することができるのだという。なるほど・・・。

     また、顎位についての話しも非常に納得できた。先生曰く「中心位」は顎関節が健常であることが前提の顎位であるから、高齢者の顎位にはあまり適さないのだという。

     それは骨のリモデリングの話しを踏まえた上で、高齢者の下顎頭は大抵すり減っているためだという説明がなされた。よってリラックスポジション(RP;リラックスした筋肉位)が生理学的咬合における下顎位なのだという。なるほどなぁ。

     

     筒井先生のされた、責任分担の話しや、診断力の話しなどは、咬合論云々以前の歯科医師としての大先輩からのアドバイスであり、お聞きすることができてよかったと思った。

     「定年のない歯科医師という職業を一生懸命頑張ることができて幸せ」という筒井先生の言葉を胸に、私も謙虚に学び続けなければいけないと決意を新たにした。「せっかくME機器が発達しているんですから、使わないと」と若い世代を羨ましがる先生の直向な貪欲さには本当に驚嘆である。

     

     講演の途中の休憩時間。1補綴の同門のある先生に「如月君、筒井先生に挨拶しようね。昨日、同門の後輩に九歯の子がいるって、顔作っておいてあるから」と言っていただき、なんと、筒井先生に御挨拶することができた。不肖如月、筒井先生と同窓なのである。

     九歯の挨拶は、まずは卒業期、つぎに部活。

     私の卒業期を聞いて、筒井先生は「へぇ、そんなに離れているのねぇ」と驚かれていた。しかし、私が驚いたのは「コーラス部出身」と言ったときのことである。「あら、横田くんと同級生よ」と筒井先生。なんと、コーラス部の創設者である横田先生と筒井先生は同期の桜だったのである。「彼、歌うまいわよね」。遠き札幌の地で同窓のつながりを感じた瞬間であった。

     

     あ、同期の桜といえば。

     前の席に、研修同期のおそ松が座っていた。彼も勉強熱心だ。元気そうでよかった。

     

     かくして丸一日かけての講義だったが、非常に刺激的で、あっという間だった。読まなきゃいけない本がまた増えた。去年の北大歯学部同窓会の講演会も非常に勉強になったけれど、今年もすごい勉強になった。

    【関連記事】雪大歯学部同窓会特別講演会に参加してきたぜ!

     ちなみに去年は木野孔司先生でTCHの話しだった。

     

     最後の質疑応答にて「去年は木野先生からTCHのお話を聴くことが出来て、今年は筒井先生から咬合治療のお話を聴くことが出来ました。木野先生と筒井先生、仰っていることが全く逆の部分もあり、私は一体、どうしたらよいのでしょうか?」という質問が飛び出た。

     

     北大の同窓生の先生方と筒井先生の質疑応答を聴いて、もっともっと勉強しなきゃいけないな、と思ったのであった。

     

     

     

     それでは、ばいちゃ☆

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