俺はタクランケ!(歯学院生の日常)

ハロー、ハロー聞こえますか?
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2017.08.07 Monday

仮初め雪大卒、オープンキャンパスに参加!

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     今日は雪大のオープンキャンパスに参加してきた。勿論、スタッフとして。

     雪大のオープンキャンパスはスタッフとして各医局の大学院生が駆り出される。私は1補綴の代表(!)として参加することとなった。

     

     オープンキャンパス。そういえば、私も高校二年生のときに雪大のオープンキャンパスに行ったなぁ。

    【関連記事】夏の日のオープンキャンパス(思い出篇)

     このときは、午前中に講義、午後から実習体験だった。実習体験は人差し指の型を取って石膏模型を作ったり、七宝焼きのキーホルダーを作ったりした。何が何だかよくわからなかったけれど、とても楽しかった。そうだな、私も頑張って、オープンキャンパスに参加した高校生たちに「雪大っていいな」「歯科医師っていいな」と思ってもらえるように頑張ろう。

     

     そのためには・・・そうだな、これは知られてはいけないだろうな。これだけは・・・。

    私が九州修羅大学出身で、雪大卒ではないということを!

     

     だって、雪大歯学部を志望している高校生たちにとって、聴きたいのは雪大卒の話しのはず。もし私が雪大卒でないことが知れてしまったら・・・。

    「え、この人、雪大出身じゃないの?」

    と思われてしまう。そうなれば、私の言っていることに説得力が無くなってしまうだろう。少なくとも、私が高校生だったら絶対にそう思う。

     だから、今回は「僕は雪大卒です!」という嘘を積極的にはつかないまでも、あえて「九州に居た」とか「九州修羅大学出身なんだよね」などといった話題は出すまいと決意した。

     もちろん修羅大出身であることが恥ずかしいから雪大卒のふりをするとか、そういうわけではないということは、念のため断っておきたい。無論、私はどこまで行っても、修羅大卒。この修羅大スピリッツをしっかりと胸の中に!死ぬまで燃やし続けていたいと思ってさえいるのだ!でも、これ、修羅大のじゃなくって、雪大のオープンキャンパスだからさ・・・。

     

     さて、決意を固めたところで、オープンキャンパス。最近の雪大のオープンキャンパスは私が参加したときとはプログラムがまったく違っていた。午前中は学生や教員との質疑応答。午後は歯科医師体験と研究室説明だった。私達、大学院生は午後からの参加だった。

     この歯科医師体験というのが、本当に楽しそうで、ちょっとうらやましかった。

     実習用のマネキンと模型を使って、高校生に5倍速コントラを実際に持ってもらって、それで歯を削ってみてもらっていた。「院生がサポートしてあげて」と先生からのお達しがあったので、慣れない手つきで歯を削る高校生たちに「良い感じだね!」と褒めながら「もっとこうするといいよ」とアドバイスをしてまわった。

     見ているこちらも結構面白くって、彫刻刀を扱うように豪快な筆さばきをみせる子もいれば、初めてのはずなのにそれっぽい動きで丁寧に削る子もいた。「個性がでるねぇ」と院生同士で話したりした。

     

     歯科医師体験が終われば、研究室説明。各医局から駆り出された院生が、自分の所属する教室の紹介をするという試み。私は高校生たちに1補綴の説明をした。「1補綴の説明」と言っても、難しいことを言っても仕方がないと思ったので、院生室に置いてあった補綴物を持ってきて「実際に触ってみな〜」と渡して、反応をみたりした。

     ブリッジの支台歯を見せて「さっき体験でやった歯を削るやつは、理想的にはこういう感じにして、こういう風にブリッジや冠が入るんだよ」と説明すると「お〜」とため息のような歓声があがった。

     高校生たちは1年生もいれば受験を控えた3年生もいて、皆、歯学部志望だった。「歯学部志望」と言われると、こちらも俄然嬉しくなってやる気がさらに出てくるものだ。

     

     質問はありますか?と促すと、次々と手があがった。

     やはり関心事は歯科国試のことのようで「難しいですか?」とか「コツコツ勉強しなければいけませんか?」などといったことを聴かれた。私が何と回答したのかは、皆様のご想像にお任せするとして・・・一番困った質問がやっぱり雪大歯学部に関すること。そういう類の質問が出るのは当たり前っちゃ当たり前なんだけど、内心焦っちゃったよね。表情に出さないようにはしたけれど。

     例えば「雪大歯学部ならではの特色や良いところはありますか?」とか「雪大歯学部の定員は少ないけれど、受験倍率などはどうなっているのか?」など・・・。

     私は8年前に雪大を受験したときのことを必死に思い出しながら「俺が受験したときはね・・・」などと言って返事をした。うん、もちろん、受かったとは言っていない。私は断じて嘘はついてない。

     

     こうして、そうこうしているうちに時間が来て、オープンキャンパスは終わった。私は隣の医局の先輩と一緒に、後片付けをした。私が冗談っぽく「いやぁ、雪大卒のふりをするのは大変でした」と言うと「え?如月くん、雪大出身じゃないんだ!」と驚かれた。どうやら高校生たちの夢(?)を壊さず、さらに、まさか先輩までも勘違いさせてしまうほどに、私の雪大卒然とした態度は板についていたようだ。よかったよかった。

     

     それにしても、高校生たちは本当にフレッシュだった。私にもこういう時期があったんだな・・・と懐かしむにはまだ若すぎるか。でも、なんだか素直で可愛かった。隣に立っていた同期が「嗚呼、高校生に戻りたい」と悲しそうに言っていたのが印象的だった。

     

     嗚呼・・・。

     あの頃・・・。

     

     戻りたいような戻りたくないような。私はちょっと甘酸っぱい気持ちになりながら、この感慨こそが、今日の高校生たちから貰い受けた青春パワーなのだろうか、と思ったりしてみた。私は、技工室で「高校生から若いエネルギーを吸い取ってきたわ!」と冗談を言いながら、今日もチコチコ、技工をするのであった。

     

     それでは、ばいちゃ☆

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