俺はタクランケ!(歯学院生の日常)

ハロー、ハロー聞こえますか?
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ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
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2017.07.11 Tuesday

オスキーはお好きでしょ?(私のOSCEの思い出)

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     この間の土曜日、雪大はOSCE(オスキー)だった。

     OSCEとは、「この学生さんは病院実習だしても大丈夫かな?」と基本的な技能をチェックする実習試験のことだ。全国の歯学部で画一的に実施される。時期はちょっと違うけれども、雪大だけではなく母校の修羅大でも行われる。私も学生のときに受けた。今となっては思い出のイベントだが、やっぱり緊張したなぁ。

     さて、月日が経ち、立場も変わり、私はスタッフとして今年度の雪大のOSCEに参加したのだった。学生たちに見つからないように道具を準備する役だった。

     

     雪大の学生たちも非常に緊張していたようで、なんだか微笑ましかった。彼らを見ていて、私はふと自分が学生のときのOSCEを思い出した。私のOSCEの思い出はシンドラーのリストだ。

    【関連記事】シンドラーのリスト(OSCE失敗談)

     だって、待ち時間にずっと流れていたんだもの。

     

     もう4年も前のことだから、書いても大丈夫だろう。私のOSCEの思い出を書いていきたい。

     

     

     

    1.医療面接

     まず最初に医療面接だった。確か小児歯科の外来が会場だったような。医療面接のポイントは急性症状か慢性症状かを聴き分けて、時系列で症状の経過をまとめていくことだ!と先輩が言っていた。

     やっぱり一番最初のセクターが一番緊張した。震える手でメモをしながら、極力明るい声を心掛けて一生懸命傾聴した。そして最後に時間のあまった私は「それではですね、私の方も、××さんの症状が改善するように、最大限ですね、努めていく所存です」と、意図せず所信表明をしてしまった。「これ、医療面接じゃなくて、所信表明じゃん!」と心の中で自分につっこんでしまった。

     すると模擬患者さんも同じことを思ったのか、ふふっと半笑いだった。

     緊張が極限状態の切羽詰まった私は「おい、俺が一生懸命に医療面接をしているというのに、何半笑いしてやがんだ!」と内心腹が立った。腹が立ったことで、なんだか緊張がほぐれた。とはいえ、やっぱり今思えば、突然所信表明なんかされたら半笑いになっちゃうよなぁ、と思わなくもない。

     

     

     

    2.血圧測定

     麻酔の実習試験での失敗が脳裏をよぎった。

    【関連記事】言うはやすし、やるはきよし

     けれども、失敗は成功の母というのは本当で、実習試験で失敗していたために、このOSCEではしっかりとマンシェットを巻くことができた。よかったよかった。

     

     

     

    3.シーラント塗布

     このセクターでは触っても良いところには青色のラップがはりつけてあり、それ以外のところは触ると減点だった。これは青色のところが「清潔域」という綺麗で触っても大丈夫な領域で、貼っていないところが「不潔域」という汚染された領域という考え方だ。

     私は「はじめてください」という試験官の言葉を受けて、すぐにユニットまで歩み寄り、まず最初に椅子をたぐり寄せた。

     椅子はユニットの下に入り込んでいた。

    (※イメージ)

     私の手はがしっと椅子を掴んだ。しかし、椅子には青色のラップは貼られていなかった。

     

     

    「!!」

     

     私は試験開始早々、不潔域をわし掴んでしまったのである。私は降参した敵兵のような仕草で、咄嗟に両手をあげた。どうしていいのかわからず、私は足で椅子をユニットの下から手前に動かした。

     

    「やってしまった」

     

     そんな思いを抱きながら、この失点をリカバリーしようと躍起になった。だが、その思いもむなしく、容器のフタをふっ飛ばしてみたり、目の前にあるゴミ入れに気が付かず、ゴミもふっ飛ばしてみたり。ふっ飛ばしたフタやゴミを見て「どうしたらいいですか?」と試験官にアイコンタクトを送ると「続けてください」とボディーランゲージで促された。

     

     

     

    4.ブラッシング指導

     これは模擬患者さんに、口の中の汚れ具合と、適切なブラッシング方法を指導するという試験だった。私はもう緊張していなかったので、試験そのものはのびのびとすることができた。

     以前、3年次にあった2保存の実習試験でブラッシング指導をしたとき「あと、2分15秒もあるじゃん!」と思っていたら、見ていたのはタイマーじゃなくて単なるデジタル時計で、ずっと「2時15分」を指しているだけだったという思い出がある。「まだ2分以上もある」と思っているところに「試験終了です」と言われるのは本当にびっくりしたもんだ。だから、このときも、まずはタイマーなのかただの時計なのかはきちんとチェックしたよね。

     そして、このセクターの試験官が2保存の実習班でお世話になっている先生だった。この先生は基本的に学生を威嚇しようとする方で、この試験のときもそれは変わらなかった。先生はずっと私のことを歌舞伎のにらみのような表情でにらんでいた。これが、模擬患者さんに説明が終わって、試験終了時間まで静かにまっているときも、ずっとにらんでいた。

     これが、もう、面白くって。人って笑ってはいけないところで面白くなってしまうものって誰かが言っていたけれど、本当にそうだった。この先生のにらみを受けて私も・・・

     にらみで返した。にらみの応酬。これが、修羅大のOSCEだ!(か?)

     

     

     

    5.アルジネート印象

     一番何か起きそうなこのセクターが一番何も起きなかったなぁ。一生懸命練った。採った。それだけだった。他の同期たちの話しも色々あるけれども、やっぱり書いてしまうのは抵抗がある。時効だからいいかな?と思わないわけではなかったが、恥ずかしいことって、いつまでも恥ずかしいものだもんね!

     ということで、今回の記事ではアルジネート印象の項に限らず、私の話しに限定して紹介することにしたよ。

     

     かくして、私は無事にOSCEを通った。だから、今があるわけなんだけれども。雪大の学生さんたちもお疲れ様。結果はまだらしいけれども、きっとそれぞれにハプニングがあったんじゃないかな。早くそれを肴にして酒が飲めるといいね!

     

     それでは、ばいちゃ☆

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