俺はタクランケ!(歯学院生の日常)

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2017.07.07 Friday

歯科医が題材の作品エトセトラ

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     先日の「有吉マツコのかりそめ天国」で、歯科医師が話題になっていた。

     37歳歯科医の方からの「お怒りメール」。

     メールの内容は「なぜ歯科医はドラマで取り上げられない?」と言ったものだった。

     

     私はこの手の話題が有吉マツコで出たことが嬉しくもあり、なんだかボロカスに言われそうで怖くもあった。いつもは歯に衣着せぬ物言いが痛快なこの番組は「怒り新党」の頃から毎週楽しみにしている。だが、その矛先が自分に向いたとき・・・。

     しかし、思いのほか「そうだよね」ということしか言われなかった。

     

     まず最初にあげられた理由が「生死をかけた大手術とかがないから」じゃないかといったもの。「口腔外科とか一部はあるかもしれないけれど、基本的にないわよね」とマツコ。確かに、歯科は基本的には生命医学ではなく健康医学の分野に属している。

     「インプラント手術成功、やったー!」とかドラマにならないもんね、と有吉。

     画的にもキツいという意見も挿絵付きで飛び出てきた。この「キツい」という感覚がわからない段階で、自分の常識と世間の常識の皮膚感覚が一致していないということを思い知らされる。そうか、キツいのか。

     

     一方で、じゃあ医科なら全部取り上げられているのか?という話にも及んだ。「大体、ドラマになるのは外科や産婦人科じゃない」とマツコ。しばしば医科と歯科の二項対立で考えがち(歯科にいると、漠然と医科がひとつのものに見えるような感じがする)だが、医科にだっていろんな分野がある。「耳鼻科や眼科がドラマになることだってないじゃない」。マツコの指摘の通り、ドラマにならない医科の分野だって沢山あるのだ。

     だから、個人的には、この37歳歯科医の投稿は気持ちはわかるが、若干浅はかのような気もする。

     

     ただ、調べてみるとドラマをはじめ映画や漫画などで歯科医はまったく取り上げられていないわけではない。

     洋画だと、歯科医師が主人公のものもちらほら。修羅大の生理学の先生が「この映画の主人公がデンティストだから、憧れて歯科医師になった」と言っていたりしたもんな。なんの映画だったかはわからないけれども。

     そういえば、何年か前「ホタル」という歯科医師が主人公のマンガがゴラクで連載されていたこともあったっけ。どうも打ち切りになったみたいで、第一巻が出版されてから第二巻が出る気配がない。たまたま研修医控室の本棚に置いてあったので読んでみたけれども、きちんとつまらなかった。しかし、それは歯科医師という題材が悪かったというよりは、作り手の責任によるところだろうと思った。

     あと、この間、GReeeNが題材になった映画とか。「キセキ」だっけ?あれ、まだ見てない(多分、見ない)けど、宣伝してたわりに評判聞かないな。面白くなかったのかな。

     

     こうして調べてみると、色々とドラマでも歯科医師が題材になっているものが幾つかあったみたい。

     1999年の「パーフェクトラブ!」というドラマでは福山雅治が歯科医師を演じたらしい。あと、2005年の「夢で逢いましょう」というドラマでは歯科衛生士が主人公になっていたりするんだって。他にもいくつかあったけれども、どうも、どれもスケベだったりナンパ好きだったりと、イマイチしっくりこない設定ばかりだった。

     もしかしたら投稿者の歯科医も「しっかりと歯科医療のすばらしさや、歯科医師の苦悩が描かれたドラマがない」という憤慨だったのかもしれない。「医龍」などの緊迫した医療ドラマのような歯科のドラマ。それを投稿者は求めていたのかもしれない。(若干浅はかとか言ってごめんなさい)

     

     歯科医師からすれば、虫歯の治療だって、入れ歯の治療だって、どれもこれも真剣勝負。いつも患者さんとの一対一の関係性の中で様々なドラマティックな瞬間の連続なのだ。・・・どの職業だってそうだろうけれど。

     ただ、それを一般受けするような、多数派の民衆にも受け入れてもらえるようなドラマにするというのは難しいことなのかもしれない。すると、どうしてもコメディタッチにせざるを得ないのかもしれない。うーむ。

     ここで有吉から飛び出たアイディアが・・・。

     

    ドラマ「歯科医泉谷しげる」

     

     これはちょっと実現したら面白そう。この深夜帯に、かりそめ天国の1コーナーとしてやってくれないかな。

     

     

     

     ・・・実は、歯科医師の地位向上のために、私は歯科医師が題材となった文学作品が必要だと考えている。いつか、歯科医師もしくは歯科医業を題材とした文学作品を世に輩出するというのが、私の夢だったりする。いまは一人前の歯科医師になるために、目の前のことに追われていっぱいいっぱいなのだが。そういう夢をこっそり持っている私にとっては、非常に興味深い話題だった。

     

     それでは、ばいちゃ☆

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    2017.07.23 Sunday

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