増援!光明射し込む、雨の日のたくゆう戦線!
今日はたくゆう歯科へ行ってきた。
いつもは水曜日に行くのだが、今日は諸事情により金曜日の出動ということになった。
札幌もすごかったが、沼も大雨だった。
ダイヤが乱れに乱れていたが、なんとかたくゆう歯科にたどり着いた。
水曜日は私の他に口腔外科の先生が一緒に出向くのだが、金曜日は小児歯科の先生が一緒だった。そうなってくると、待合室にも子供がたくさんいたりして、私が普段みているたくゆう歯科とは雰囲気がちょっと違った。小児歯科の先生がすごいフレンドリーに話しかけてきてくれるので、私は患児のような気持ちになって楽しく返事をした。小児歯科の先生って、どの方も他の診療科の人と比較しても、とても明るい方が多い印象だ。
私は小児歯科の先生とお話しながら、そういえば一緒に水曜日に来ていた口腔外科の先生とは殆ど一言もしゃべったことがないなぁ、と思った。
先生の方も、先日、私がいなかったときに「如月先生とは一言も話したことがない」とこぼしていたのだという。私だけではなく、先生の方もそう思っていたのかとびっくりしてしまった。この一年間、話すきっかけをつかめないまま、これは先生からの「診療室になれ合いは不要」だというメッセージなのだと勝手に解釈していた。それでもチャンスをうかがっていたが、その先生は今年度限りでたくゆう歯科をやめてしまうということで、先日、私が大学の講義でお休みしているときの出勤が最後だったのだという。
ついに一言もしゃべらなかったな。
しゃべる機会ももうない・・・無念。
そうそう、年度の変わり目ということもあってか、たくゆう歯科もまたスタッフさんの入れ替わりがあるみたい。
「春からここでお世話になります、よろしくお願いします」
医局で新人のスタッフさんから挨拶をされた。この春卒業して、新年度からたくゆう歯科で受付として勤務するのだという。たくゆう歯科指定の白衣がとても初々しかった。
その一方で・・・。
「わたし、やめるんです」
と、唯一スタッフさんの中で、私に年賀状をくれた方が、もう辞めちゃうのだという。
へぇー、辞めちゃうのかぁ・・・と心の中でつぶやいていると、お昼休みに、今度は別のスタッフさんがやってきた。
「お久しぶりです、国試終わりました」
最近見ないなぁ、と思っていた歯科助手のスタッフさんは、どうやら国試を受けるためにお休みしていたみたい。皆が「試験どうだった?」と興味津々。「点数は言えないですが、ぎりぎり大丈夫だと思います」と自己採点をしたうえでの手ごたえを述べていた。
こうして去る人もあれば、来る人もあって・・・。そんな雰囲気を目の当たりにした一日であった。
そんな感じで入れ替わりがあるものの、全体的にみればスタッフは増加傾向だろうか。一時は、診療室にいるスタッフが新人一人なんて状況もあったことを思えば、全然右肩上がりだ。なんだかたくゆう戦線にも勢いが出てきたような気がする。来年度からはそういった前述したような極限状態はなくなってくるのだろうか。
事務長さんが嬉しそうに、
「人が増えるってのは良いことだね!」
と院長に言った。
院長は案外そっけなく、
「いいことですよ〜」
と言った。
とまぁ、こうして書いてはいるものの、スタッフの増減による変化は、実際のところ私にとってはそこまで影響がないことだったりする。たくゆう歯科では基本的に診療にアシストはつかないので、私はこれまで、これからも、診療室では独りなのだ。この日も変わらずタービンという名の刀を抜いて、孤軍奮闘。
私は私の刀を研ぐだけ。
この一年で私はどれほどまでに訓練されたのだろう。そして、来年度は、またどこまで成長していくんだろうか・・・。
・・・と、勝手に締めモードだが、また今月、何回かはたくゆう歯科に行くので、ちょっと気が早かったな。
ということでは、ばいちゃ☆