俺はタクランケ!X

ハロー、ハロー聞こえますか?
こちら太陽系第三惑星地球・・・。
あなたの世界とちょっとよく似たこっちの世界。
そっちがこっちで、こっちがそっちのパラレルワールド。
平行と交錯、現実と虚構。
ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
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2017.11.15 Wednesday

イキな院長(たくゆう愚連隊マーチ)

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     今日もたくゆう歯科の日だった。

     

    たくゆう愚連隊マーチ

    イキな院長

     

     

     

     もちろん、院長は今日も元気だった。

    院長「おはよう!」

     

     たくゆう歯科の院長は元気印だ。講義や学会でたくゆう歯科に行くことが出来なかったとき、大学院の先輩に代わりに行ってもらっていたのだが、先輩たちも口をそろえて「たくゆう歯科の院長、本当に明るくて元気だよね」と言っていた。先輩によっては「また会いたくなってきた」と言うほどである。

     

     院長のパワフルさ、タフネス、明るさ、バイタリティ、どれをとっても他の追随を許さない。

     

     ちょっと話はズレるが、私は院長の独特な着眼点も大好きだ。ある日のことである。休み時間にスタッフルームのテレビを一緒に見ていたとき、たまたま9歳から野生のチンパンジーに育てられた少女の特集をやっていた。私は「9歳から野生で育ってしまうなんて、人間社会でやっていけるのかな、大変だな・・・」とどちらかというと少女やその周りの人々のことを考えながら見ていた。

     けれども、院長は・・・。

    「チンパンジーが9歳なんて比較的大きな女の子を連れ去るもんかい!?」

    と、まさかのチンパンジーサイドに立ってテレビを見ていた。

     院長曰く、「ターザン」に出てくるチンパンジーは2〜3歳の子ザルが死んでしまったために、代わりに2〜3歳の人間の子供を連れてきてターザンに育てたという。「なるほど、チンパンジーの子が9歳で死んでしまったというのであれば、9歳の人間の子供を連れてきてしまうのも納得できるな!」と、院長はあくまでチンパンジーサイドだった。

     

     さて、こんな元気印の院長は今日も元気に采配をふるっていた。

     

    「よし行こう!」

     

     これは院長の口癖。

     

    院長「これは、如月くんだな!」

    私「院長!」

     

     上顎大臼歯のエンドは無条件で私・・・という条約(?)は無論、今回も絶対的効力を発揮していた。

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     4月のときから比べると、(自分で言うのもなんだけども)見違えるように手は動くようになったと思う。けれども、まだまだ・・・。十分かと言われると、ハイとは言い切れない。まだまだハマるときはハマるし、院長にヘルプを求めることもしばしばである。このタイミングでしみじみするのはおかしいけれども、本当にたくゆう歯科に育まれているナァ…と実感している。

     

    スタッフ「如月先生、まだ終わんないのかしら」

    他の先生「早く回せるようになってほしいもんだぜ」

     

    私「ガンバリマス」

     

     

     

     院長はヘビースモーカーだ。

    「よぅし、いいか?これは如月くんが診よう!」

    「はい、院長」

     

    「如月先生にまかせたところで・・・」

    「時間は有効に使わなければネ!」

    と、院長は煙草とともに診療所の外へ消えていく。

     

     ただ、最近、たくゆう戦線は少し静かだ。

     激戦地のはずなんだけど。院長も「最近、ちょっと空いてる?」と言っていた。

     

     けれども院長!

    「如月君の腕前があがったということにしておこう!!」

    「院長!」

     

     こうして、たくゆう戦線は今日も無事に守られたのであった・・・!

     

     

     

     それでは、ばいちゃ☆

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