「学会で京都」とか大学院生っぽい! その1
題名の通り、そんなわけで今日から二泊三日で京都に来ていた。
数か月前に、1補綴のH先生から「9月のナノカーボンバイオシンポジウム、如月もおいで!」と言っていただいて、私も参加させていただくことになった。とはいっても、発表を控えていた磯兵衛さんとは対照的に完全に旅行気分なワタシ。その「ナノカーボンバイオシンポジウム」は明日だったので、今日は移動日だった。
新千歳空港から飛行機に乗って、大阪は伊丹空港。
千歳から磯兵衛さんも一緒。
医局の事務官さんが私と磯兵衛さんの分を一緒にチケットを取ってくれたので、この旅はずっと磯兵衛さんと一緒だった。一緒どころかおんぶにだっこ。実は、私は航空券を医局に忘れてしまい、代わりに磯兵衛さんに持ってきてもらったり・・・と出発前から一発粗相を繰り出している。磯兵衛さんが「如月、航空券忘れてない?」と気が付いてくれなければ、今頃・・・。
ここから高速バスで小一時間ほどゆられて・・・
京都!磯兵衛さんは着くや否や「暑い・・・」と即座に汗だくになっていた。
宿泊先は「京都タワーホテル」。その名のままに京都タワーの根元にあるホテルだった。
そういえば京都には何度も来たことがあるが、京都タワーには上ったことがなかった。
私たちは、チェックインの際にホテル宿泊客にのみ配られる割引券を渡された。なんとそれさえあれば300円でタワーにのぼることが出来るという。「こうなったらのぼるしかない!」ということで、チェックインしてすぐに京都タワーにのぼった。
初めての京都タワー。京都は日本でも都市の景観に関する議論の絶えない街で有名だ。京都タワー以外の建物は「東寺(五重塔)よりも高いものを建てない」という不文律があるということで、タワーの高さの割に見晴らしが良い印象。
「あ、ガメラに壊された京都駅が一望できますよ」と磯兵衛さんに言うと「ふうん」と興味なさげ。「磯兵衛さん、ガメラ3見たことないんですね」と言うと「ないよ」とのこと。磯兵衛さんと私の会話は終始こんな感じだ。
双眼鏡がどれも無料で使うことが出来た。
窓ガラスには、見える名所に重ねてその名前が貼られていて、さらにはタッチパネルのディスプレイまであって、その中から見たい場所を選んで双眼鏡を覗いて京都の空中散歩(?)を楽しんだ。「あ、伏見稲荷こっちらしいですよ〜」と双眼鏡を覗いて「あ、見える見える」と磯兵衛さん。
「金閣寺見えないかな?」「こっちっすかねぇ?」と二人で一生懸命パネルを見たり双眼鏡を見たりして、目を凝らしてたが、窓ガラスを見ると「金閣寺」のところに「見えません」と貼ってあった。これには二人で脱力した。
展望台には「たわわちゃん神社」が建立されていた。たわわちゃんは京都タワーのマスコットキャラクター。
タワーのいたるところにたわわちゃんのイラストやグッズが置かれていた。「たわわちゃんおみくじ」が置いてあったので、先輩と一緒に引いてみた。先輩は末吉。私は小吉だった。私のには「学問は絶好調」と書いてあった。いえい!
タワーを出る時に「記念写真の撮影をどうぞ」とスタッフさんに呼び止められて、京都タワーのミニチュアの前で記念撮影をした。スタッフさんが静かに「ハイチーズ」と言って、シャッターを切った後「はい、撮れたわわ〜」と言ったのが妙にツボってしまって、それから語尾に「たわわ」をつけることにしたわわ。
京都タワーをエンジョイした後は、磯兵衛さんが調べたカフェに行ってみることに。全然知らなかったけれど、磯兵衛さんはカフェめぐりが好きっぽかった。私も喫茶店は大好きなので「ついていきま〜す」と一緒に行くことに。
バスに乗って京都駅から四条河原町の方面へ。やっぱり京都は独特な雰囲気がある。札幌とも福岡とも違う、京都の賑わい。
メインストリートから少し入ったところに、磯兵衛さんのリサーチしたお店はあった。
なんだか雰囲気のあるお店。こういう玄関に丸い屋根がかかっている喫茶店はいいお店っぽい。店内も素敵だった。
私はコーヒーとチーズケーキのセット。磯兵衛さんは紅茶とカボチャのケーキ。コーヒーがとても美味しかった。
今日一日を振り返って、一緒に京都タワー行って、記念写真撮って、喫茶店行って・・・。
「これって・・・。完全にデート感がぬぐえなくなってきましたね。」
私がそういうと磯兵衛さんは笑っていた。雪大を見学したときに案内してくれた磯兵衛さんと、こういう風に喫茶店でお茶をする日が来るとは思わなかった。なんだか不思議な感じがする。
夜は、磯兵衛さんはH先生とご飯に。私は大親友あいこりんと会うことになっていた。お互いに川床でご飯することになっていたので、お店を出てから駅前まで歩いて、そこで別れた。
今日もすっかり磯兵衛さんに御馳走になってしまった。
「今日はご馳走様でした!明日の発表、がんばってください!」
私は手を振りながら雑踏に紛れ込んだ。この後のあいこりんとの話しは札幌に帰ってからゆっくり書きたいと思う。ということで、京都遠征の一日目は、これにて終了。とても楽しい一日だった。
それでは、ばいちゃ☆