俺はタクランケ!X

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ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
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2024.02.05 Monday

勝手に「千の風になって」をいれないでください

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     時々、合唱曲が聞きたくなって、聞くといいなぁ〜と思う。

     

     今はすっかり離れてしまっているが、中学から大学と、青春時代を合唱と共に過ごしてきたわけで。

     そりゃ時々懐かしくなるわよね。写真は大学1年か2年のときの合唱をしている私。

     

     

     

     社会人になってからも、学生時代は部活は何していたの?と聞かれることがある。

     スナックとかで好きな歌を目いっぱい歌い上げて、その後に「合唱部だったんだ!」となるのが最も気持ちの良いパターンである。

     

     そのほかにも卓球部、放送部、弓道部と、常に合唱部と何かを掛け持ちしていた私は、シチュエーションによって答えを変えることもあるが、大体「合唱部」と答えることが多い。

     「合唱部」と答えると他の部活を答えるときよりもリアクションが良いことが多い。リアクションが良いというのは、誰もが何かしらの思い出エピソードを持っていて、それを教えてくれたりするのだ。

     それくらい合唱というものが、割とみんなにとって馴染のあるジャンルなのだということで、元合唱愛好家としては嬉しい限りだ。

     

     そんな中で割と困る切り返しも多い。

     しかし、面とむかって困るとも言えないし、かといって共感する人も少なそう・・・でも、私の心のうちは知って欲しい。それにあるあると共感してくれる人はこっそり教えて欲しい。そんなときはここ。場末ブログはこういうときのためにある。

     

     

     

     困ったこと、その1。

     「合唱部だったんだ!歌うまいね!千の風になって、歌ってよ!」

     

     このリクエストが一番困る。

     歌いたくないって言っているのに、人によっては勝手にデンモクに入れたりしているので、本当に困る。そもそも私がこの曲を好きじゃないというのもあるんだけど、それ以上に音域が違う。

     

     

     

     僕、ローベースなので・・・。

     この図で言うと、バスの中の低い方。一番左。ソロの時に時々バリトン。

     「千の風になって」の秋川さん、テノールだから。

     

     「うまいね!じゃあ、布施明うたってよ!」

     「尾崎紀世彦うたってよ」

     

     みーーーーんなトップテノールだから!

     尾崎紀世彦は低いっぽい声質と顔つきなだけで、めちゃくちゃ高いから。実は私が尾崎紀世彦うたっているとき、みんなの見えないところで、めっちゃキー下げてるんだから。声量でごまかしてるんだから。

     

     「布施明でないの?じゃあチャゲアスならいけるでしょ」

     

     なんでやねん。もっとだめだろ。

     ギリ、加山雄三だから。

     

     

     

     その2。学生時代の校内の合唱コンクールの話をすごいされる。

     なんか嫌なんだよね。でも、みんなそれぞれに思い出があるから、無碍にもできないし。なんで嫌なんだろう。

     

     もしかして「ねぇ男子!ちゃんと歌ってよ!」と言う真面目な合唱部員サイドだったからかな。実際に中1のときには言ったことあるしね。大抵、そういうところでの合唱部って悪者だったりするんだよな。

     

     さらに校内の合唱コンクールの話と、部活としてのコンクールの話って全然違うジャンルだと思っていて、さらに校内の話も学校によって違うから、その人の「校内でやった合唱」のイメージでそのまま合唱の話をすごい降られると、時々まったく的外れなことがある。

     なんだろう、例えば甲子園出場経験のある人に、クラス対抗スポーツ大会でやった野球の話ってしないでしょ。思い出を否定するつもりもないから、その話題は「あるある!」とはしゃげる人同士でするのをお勧めします!

     ちなみに、そういうのがテーマのショート動画とかも苦手。

     わがまま言うと、Nコンの課題曲とかで盛り上がりたいんです・・・。

     

     

     

     その3。JPOPの合唱編曲の話をされる。

     「めっちゃ合唱やっていた!」と話を膨らませてくれるのは本当にありがたいんだけど・・・。

     でてくる曲でてくる曲、みんなJPOPだったりすると、非常に反応に困る。

     「それJPOPの合唱編曲でしょ?そういうのって、正直合唱じゃないよ」なんて言えない。言った瞬間やなやつ確定。そういう曲って、これまた校内の合唱コンクールでやってたりするから、その人にとっては思い出の曲だったりするんだよね。

     思い出を否定するのは本意ではないから、切り返しに困る。

     

     でも、JPOPの合唱編曲は、もう慰問演奏って認識なんだよね。慰問演奏では熱く語れない。私は誰もわからない眠くなるような合唱曲が好き。「海道東征」の話とかしたい。しないけど。

     

     

     

     その4。何を歌っていたの?と聞かれる。

     話を振ってつなげてくれようとするのは本当にありがたい。

     だからこそ「絶対に知らないし、聞いてもわからないよ」と話をそらそうとするんだけど、聞いてくる人って折れないことが多い。

     だから「三善晃の嫁ぐ娘に」とか「信長貴富の厄払いの唄」とか仕方なく正直に答えるけど、絶対変な空気になる。ほらみたことか。

     

     この質問に正直に答えて「おー!」と盛り上がったことがあるのは、全国有数の合唱強豪校・岡崎高校出身の先輩から聞かれて答えたときだけ。

     

     

     

     大体、この質問からのJPOP連打の展開に入ると、もう帰りたい。

     会話の発端は僕の「合唱部でした」というコメントからなんだけど、トークテーマが合唱であるにも関わらず、元合唱部員が自由にしゃべれないという不思議な構図になるのだ。

     

     

     

     昔、とある居酒屋のカウンターで一人飲んでいたとき、大将から話かけられて合唱の話になったことがある。

     確か、演奏会の後、打ち上げのゼロ次会を一人でしていて、スーツケースを持っていたから「それなんですか?」から始まって、その話題になったのだ。

     大将も「学校の合唱コンクール頑張ってましたよ」と。あ、もしかして困る流れでは?と警戒しつつ、逆にいつもされて困る質問をこっちからしてやれと思い、「大将はどんな歌うたってたんですか?」と聞いてみた。どうせJPOPの合唱編曲を言われるんだろうな・・・と思っていたら。

     

     「空駆ける天馬」と「チコタン」。

     

     ここはいい店だと思って、今でもちょくちょく使わせてもらってます。

     

     

     

     

     結局、私のコミュニケーション能力の問題だとも思うんだけど。

     合唱部のときに「がんばってね」を「顔晴ってね」って変換するのが流行っていて、それもすごい嫌だったから、単なるひねくれものなだけかも。

     ひねくれものの独り言ということで。

     

     

     ばいちゃ☆

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