生きる廃墟駅「東成田駅」に行ってみた。
表題通り、東成田駅に行ってみた話である。
昨日、成田空港から札幌への飛行機に乗ったのだが、その際せっかくだからと行ってみた。
東成田駅は「生きる廃墟」「成田の秘境」と噂されていて、実はずっと気になっていた。
むしろ東成田駅を見たくて羽田じゃなく成田を利用してみたまである。成田なんて使わんもんな。
東成田駅への生き方は3つある。
1つは電車で行く。これは1時間に2本しか走っていないため、アクセスがかなり悪い。
2つ目は空港内の循環バスで行く。誰も降りないため、ちょっとおりにくい。
3つ目は成田空港の第2ターミナルビルから地下通路がつながっているので、それを使う。
私は手荷物や搭乗手続きの関係から、3つ目の地下通路を使うことに。
地下通路の入り口が大変わかりにくい。
成田空港第2ターミナル駅から降りてすぐ。ひっそりと口を開いて待っている。
京成東成田駅まで500メートル。
無機質なコンコースがただただ伸びている。なんと圏外、恐ろしい。
100メートルおきに看板がある。
黙々と歩いていると、ようやっと見えてきた。
やってきました東成田駅!しぶい!
エスカレーターも止まって久しい。
ここはかつての「成田空港駅」。この妙な広さが往年の役割を感じさせる。500メートルの地下通路のかつての名残。空港利用客はみんなこの地下通路を歩いていたのだろうか。
1991年にその役割を終えて「東成田駅」に改称。今では職員や私のようなマニアしか利用しなくなっているとのこと。かつては2万人の利用者がいたらしいけれど・・・見る影もない。
柵の向こうは物置になっている。あたりまえだけど、スカイライナー止まってたんだね。
奥の方は暗くて見えないけど「スカイライナー入口」という看板が。
階段を駆け上って外に出ると「東成田駅」の看板が。
封鎖されているけれど、色んな入口があったんだね。そりゃそうか。
改札横にポップな説明書き。これがあるだけで、まだ現役なんだな、と安心する。
入場券を買って改札を越える。
ちなみに有識者のブログではICカードは一切対応していないとあったが、さすがに使えるようになっていた。
漏水防止の手作り感。
多分、さっきみた封鎖されていた出入口はここに繋がっていたんだろうな。
柵の向こうも見てみたい。
広かったんだなぁ。
なんかのお店。
トイレも使ってみたけど、男子トイレの個室は3つのうち2つは埋まっていた。
ホームに降りてみる。
お〜、暗くて怖い。
線路の向こう側には、かつて使われていたホームが。駅票も「なりたくうこう」のまま。
廃ホームの広告もそのまま。
こういう合法的に入れる廃墟っていいよね。あ、いや、廃墟じゃないんだけどさ。
堪能しました。
それでは、ばいちゃ☆