俺はタクランケ!(歯学院生の日常)

ハロー、ハロー聞こえますか?
こちら太陽系第三惑星地球・・・。
あなたの世界とちょっとよく似たこっちの世界。
そっちがこっちで、こっちがそっちのパラレルワールド。
平行と交錯、現実と虚構。
ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
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2018.01.10 Wednesday

勝手にトリビアの泉〜す歯゛らしきムダ知識〜2

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     つづいては、こちらのトリビアです。

     

    No.9 ペンネーム

    歯科大のサウザーさん(27)からのトリビア

     

    学生がスケベで品位が無いことが問題になったが、先生もスケベで品位が無かったため、解決しなかった学校がある

     

     

     

     それでは、確認のVTRです。

     

     歯科医学史にちょっと詳しい歯科医師の如月サディさんはこう語る。

    「はい、確かに。学生がスケベで品位が無いことが問題になったものの、先生もスケベで品位が無かったため、解決しなかった学校があります。それは、九州歯科大学です。学生がスケベで品位が無いことが、九州歯科大学の前身、九州歯科医学専門学校の理事会で話し合われたときにある出来事が起こりました。それは、永松勝海先生の自伝「静かなる炎の人 九州歯科大学の父永松勝海先生の人とその業績」に詳しく書いてあります。」

     

     

     

     さらに如月さんは、その本の内容をまとめて詳しく教えてくれた。

     

     九州歯科大学と言えば、創立百年を越える歴史を持つ、国内唯一の公立の歯科大学であるが、

    事件はその前身の九州歯科医学専門学校の教授会で起こった。

     

     大正時代、九州歯専の学生たちは荒くれもので評判だった。

     街へ繰り出しては酒を飲み、カフェ遊びに女郎買いと女遊びにも精を出していた。

     

     さらに、九州歯専は常に切迫した財政に苦しんでいたため、学生たちが幾度と無く、大学が機能しなくなるほどの激しい学生運動を展開していた。そんな学生たちの素行と激しい学生運動に周辺住民たちも辟易していた。そしてある日、移転の話しが持ち上がる。九州歯専は福岡市天神から、小倉市(現:北九州市小倉北区)の真鶴町に移転することとなった。

     ただ、九州歯専の学生たちの評判を前もって聞いていた真鶴町の住民たちは、九州歯専の移転に激しく反対し、町をあげての抗議運動が巻き起こった。

     

     そんな逆風の中、真鶴町に移転した九州歯専は「なんとかしなければいけない」と、学校は東京から教育界の権威、秋吉音治氏を理事長として招いた。

     東京帝国大学を卒業して、全国の様々な学校の校長を歴任した経歴を持つ教育のスペシャリスト秋吉氏は「品位が欠落している」と、九州歯専の現状を見て唖然した。そして、そんな九州歯専を建てなおすために、秋吉氏は教授たちを招集し理事会を開いた。

     

    「どういうことだ!」

     

    「九州歯専の学生たちはまったく品位がない!」

     

    「町へ出てはカフェ遊びに女郎買い!」

     

    「さらにはその女たちが駅のホームに学生たちを見送りに来ることもあるそうじゃないか!」

     

    「なんてみっともない!」

     

     

     

     しかし、他の教授たちの反応はいまいちだった。

    「まぁまぁ、そんなカリカリなさるな」

     

    「私達も、学生の頃には、やったものだ」

     

    「歯科医師として世間の荒波に揉まれてやっていくためには、酸いも甘いも知っておく必要があるのです」

     

    「これは社会勉強として、必要なことなのです」

     

     

     

     まさかの教授たちの反発に秋吉氏、再度唖然。それもそのはず、秋吉氏以外の教授たちはすべて九州歯専出身の先生たちだったのである。

    「・・・!」

     

     こうして秋吉氏は失脚、九州歯専の学生たちの風紀は正されることはなかった。

     

     

     

    Q.九歯の学生は今もスケベで品位が無い?

    「まぁ・・・校風としてはあるかもしれませんね。」

     

     

     

    百年の伝統は未だに守られ続けている

     

     

     

    【補足トリビア】

    1)秋吉氏は「九州歯専の学生が品位が無いのは校歌に品位が無いからだ」として、新校歌の制定を強行。これに学生が猛反発して反対運動が勃発。連日連夜、熱い議論が交わされ、結果的には秋吉理事長の意見と学生の意見を折衷する形で、歌い親しんだ校歌を「旧校歌」、秋吉氏の方を「新校歌」として、どちらも校歌として制定することになった。こうして九州歯専は世にも珍しい2つの校歌を持つ学校となった。

    【関連記事】【勝手に百周年企画】校歌の謎にせまれ! その3

     

    2)ただ、秋吉理事長が制定した「新校歌」は一度も歌われることなく、楽譜も現存していない。九州歯専の歴史を継ぐ九州歯科大学では現在でも「旧校歌」が歌われている。この一連の校歌騒動も、秋吉氏の失脚のきっかけをつくることとなった。

     

    3)文中に出てくる「カフェ遊び」や「女郎買い」は売春を意味する。

     

     

     

     それでは、ばいちゃ☆

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