俺はタクランケ!X

ハロー、ハロー聞こえますか?
こちら太陽系第三惑星地球・・・。
あなたの世界とちょっとよく似たこっちの世界。
そっちがこっちで、こっちがそっちのパラレルワールド。
平行と交錯、現実と虚構。
ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
そちらの地球のお天気はいかがですか?

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2023.04.11 Tuesday

「暇な女子大生が馬鹿なことをやってみた記録」を読んで

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     ふと思い出したように、この本を買ってみた。

     「暇な女子大生がバカなことをやってみた記録 男と女のラビリンス編」。

     

     2015年に出版となっている。著者は「暇な女子大生」。私が大学生の頃によく読んでいたブログ「暇な女子大生が馬鹿なことをやってみた」(現在は「北九州に住む主婦のブログ」)の、男女関係やちょっとエッチなネタを取り上げた記事が収録されている。

     非常に面白くて、ちょっと懐かしかった。

     

     懐かしかったというのは、この「暇な女子大生が…」のブログがはじまった頃、よくお互いにコメント欄でやり取りをしていたことを思い出したからだ。

     暇な女子大生のことを略して「暇女」と呼んでいたが、暇女が私のブログにコメントをくれていたこともあった。

     

     ただ、暇女のブログはどんどんと世間の注目を集めて、みるみるうちに有名になっていった。

     素人の推測だけれども、ブログがどんどんと人気になっていくことで、求められるものがだんだんと大きくなって、面白い記事を常に要求されてしまうプレッシャーは、計り知れなかったろうと思う。

     しかし、この時の私は、勝手に取り残されたような気がして寂しくなってしまったのと、才能の差をハッキリと見せつけられたような気がして悲しかった。そういう心情もあって、暇女に対して否定的なコメントをしてしまったこともあった。

     そんな感じでギクシャクしてしまい、ついにはほとんど疎遠になってしまった。

     

     当時の私は「どうして暇女のブログはどんどん有名になっていくのに、俺のは・・・」と分不相応に、そんなことを思ったりしていた。しかし、この本を読んでみると、そりゃそうだわ・・・と改めて自分が如何に青かったかを感じた。

     

     なんだか色んなことを思い出してきた。

     まだギクシャクする前の時のことである。暇女にブログのアクセスを増やすにはどうしたらいいかな?と聞いたときに「歯科を題材にしたAVをレビューしてみたらどうか?」といった提案を受けたことがある。ちょうど私もそういった企画を考えてはいたが、歯学部の学生としてそのネタは良いのか?と葛藤していたところだったので、背中を押されたような気持ちで取り組んだことがあった。

     周囲の仲間たちからは「面白い!」と好評だったのだが、暇女に感想を求めたときに「足りない」と言われた。きっと、その足りない分が第一線のプロのブロガーと趣味でやっている場末ブロガーの差だったんだろうと思う。

     

     

     

     それから5年ほど経ったある日、ひょんなことからまた暇女とたまにやり取りをするようになった(きっかけは覚えていない)。

     私が札幌から北九州へ赴いた際に、都合がつき、ついに暇女と直接会うことが出来た。これまでブログのコメント欄やメールなどでやりとりはしていたが、会ったことはなかった。

     私は自分の青さゆえに途切れた友情というか、縁のようなものが、またつながったような感じがしてとても嬉しかった。

     こうやってブログをきっかけに人とのつながりが生まれて、さらには直接会うことができるなんて、不思議なものだなぁ、と。趣味であっても、細々とやり続けてよかったと思ったものだ。

     

     それからさらに5年ほど経ち、今日。

     先日、この本を買ったことを暇女に連絡した。もしかすると暇女に連絡したくて買ったのかもしれない。

     

     

     

     多分、暇女はもうこんな場末ブログは見てくれないとは思うけれど、私は「暇女」ファンとして、そちらのブログはチェックし続けるだろうし、バズることもなく粛々と私のブログの更新は続いていくだろうと思う。

     

     過去記事を読んでもらえると「こんなんで!?」とバレてしまうかもしれないが、それでも私なりに本気だった時期があった。そんな素人ながらもブログに情熱を燃やした青春があったことを思い出して、なんだか胸が熱くなった。

     

     

     

     それでは、ばいちゃ☆

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