俺はタクランケ!(歯学院生の日常)

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2017.08.13 Sunday

WJ読み切り「転生起-HAKUSAI-」が面白い!

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     今週のジャンプの読み切り、すごい面白かった。

     第93回手塚賞の準入選作品、藤村どら作「転生起-HAKUSAI-」。

     

     小さい頃からジャンプを読んでいるけれども、こんなに胸にじんと来るような説得力のある漫画は初めてだった。他の人はどう思ったんだろう?と思ってネットで作品名をいれて検索してみると、様々な評判が飛び交っていたが、掲載前から注目されていた作品だったようだ。

     というのも、私は見落としていたのだが手塚賞の受賞発表ページで「全審査委員が受賞作に推薦!」「前代未聞の超大作現る!」と見出しが付けられていたのだという。さらに、手塚賞の結果発表前にジャンプ編集部のがtwitterで゛「藤村どら」さんと急ぎ連絡を取らせて頂きたい”とツイートしたということでも、話題が話題を読んで、満を持しての掲載といった感じだったようだ。全然知らなかった。

     

     いろんな感想があって面白いけれど、私はこの漫画を読んで「なんだかガロっぽい」と思った。良い意味であんまりジャンプっぽくないような印象。その一方で、私の脳裏にはある作品がよぎった。

     手塚治虫作の「日本発狂」である。

    【関連記事】僕もイッチの生まれ変わり?(日本発狂)

     そういう意味では、非常に手塚賞らしい作品ともいえるのかも?

     

     「日本発狂」でも転生がテーマになっている。もしかすると転生をテーマにした手塚作品はほかにも沢山あるのかもしれないけれど、私はこれしか知らない。

     「日本発狂」も「転生起-HAKUSAI-」も、「生まれ変わっても変わらない愛」を描いているのは同じ。ただ、この「転生起-HAKUSAI-」がスゴイのは、「日本発狂」では転生しても人間だったにも関わらず、これは題名の通り白菜に転生するのだ。設定は一見冗談みたいなのだが、それによって性も種も超えた愛が、不純物が一切ない綺麗に透き通った心が、見事に描かれている・・・ように思う。

     個人的には、こんなに素晴らしい作品は、ジャンプとかではなくてアックス(ガロの後継誌)などのマイナー誌にひっそり載って居て欲しかった。批評の的に晒されず、商業主義的な都合なども度外視したような場で、ゆっくりと作品を発表していて欲しかった。そんでもって、こっそりと出版された作品集が、そうだな、ビレバンとかにいつの間にかに置かれていて、それを偶然見つけて手に取りたかった。

     けど、それは私のわがままであって、どうでもいいことだ。前向きな意見を述べるのであれば、ネットには「いろんなパターンの転生起がみたい」という声もあったが、それは私も同意だ。これが連載するとしたら、いろんな人の転生パターンが紡ぎ出される・・・?

     

     とにかく、明日から白菜の味わいがちょっと変わってくるかもしれない。また、タンポポを見る目が変わってくるかもしれない。あらゆるものには前世の物語があるのかもしれない、とか、私は将来何に転生することになるんだろうかとか、色々なことを考えさせる読後感。そんなことを思わせる作品は、本当にホンモノなのだと思う。

     

     それでは、ばいちゃ☆

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