俺はタクランケ!(歯学院生の日常)

ハロー、ハロー聞こえますか?
こちら太陽系第三惑星地球・・・。
あなたの世界とちょっとよく似たこっちの世界。
そっちがこっちで、こっちがそっちのパラレルワールド。
平行と交錯、現実と虚構。
ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
そちらの地球のお天気はいかがですか?

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2017.06.11 Sunday

コミットする日曜日のアジェンダ

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     久しぶりにバイトも講演会もない、何も無い日曜日。

     梅雨のないはずの北海道は、ざんざん降りで、雨粒が屋根を力強くたたき続けていた。私はそんな雨音の風情を楽しみながら惰眠をむさぼった。しかし、間もなくして窓から差し込む太陽の光に無理やり起こされた私は、どこかアンニュイな気分であった。

     せっかくの休日も無駄にはしない。そんな気持ちで、簡単な服に着替えて、私はとぼとぼ街へ繰り出した。

     

     休日にゆっくりと本屋をまわる。なんて贅沢な時間の使い方だろう。

     私は晴れて大学院生になったわけで、これから研究がはじまるだろう。先日も、教授と面談をして、どういう方向性で研究をしていくのかを話し合った。研究をすれば、論文も書くわけで。私は研究や論文に対してあまりにも無知であった。せっかく本屋にいるのだから、これはどうにかしなければ・・・と思い立って一生懸命に本棚をぐるぐる回り、自分にメリットのありそうな書籍を探した。

     

     これだ!という本を見つけたので、それを手に取ってレジまでもっていった。会計を終えた私はごそごそとビニル袋から本を取り出しながら、そのすぐ隣にあった喫茶店に入った。

     「サンドウィッチとコーヒー」と注文して、いそいそと本を開いた。

     サンドウィッチには嫌いなキュウリが挟み込まれていたが、それすらも美味しく感じられるくらい甘美な香りのする時間であった。日曜日に、喫茶店でコーヒーを飲みながら本を読むなんて・・・まるで映画のようではないか。

     このお店のコーヒーは私のお気に入りで、ゆっくりと飲んでは溜息をついて、ページをめくった。私の選んだ本には学位論文に関することまで書いてあり、非常に有意義な内容で大変勉強になった。研究とはどんな心で挑まなければいけないのか・・・そんなことを考えさせられる一冊だった。

     

     

     

     

    「なるほどね・・・」

    「女子アナウンサーがプロ野球選手と結婚している割合は7%ね」

     

     

     

     え?私が結局何の本を読んでいるかだって?そりゃ、もちろん論文に関する素晴らしい書籍だよ。その名も!

     サンキュータツオ先生著「もっとヘンな論文」だ!

     

     サンキュータツオ先生は私の大好きな漫才コンビ「米粒写経」の一人だ。漫才コンビなんだけど、様々なトークショーを開催していて、それがYouTubeでも一部公開されていて、一時期はむさぼるようにそれらを視聴していた。

    【関連記事】【映画】八甲田山

     サンキュータツオ先生はそういう意味ではお笑い芸人なんだけれども、一橋大学や早稲田大学の非常勤講師であり「大学の先生」としての側面もある。この本はその先生が、自身が図書館で自分の研究領域の論文を読んでいて煮詰まってしまったときに、気分転換でたまたまみつけた「ヘンな論文」を集めた一冊なのだという。

     このタイトルからもわかる通り、これは第二弾で、実は第一弾「ヘンな論文」という本もあるようなのだが、全然知らなかったし、本棚にも並んでいなかったので、こちらの「もっと…」を購入した次第だ。

     目次を見て、ちょっとだけ中を読んで、即決で購入した。

     

     <目次>

    一本目 プロ野球選手と結婚する方法

    二本目 「追いかけてくるもの」研究

    三本目 徹底調査!縄文時代の栗サイズ

    四本目 かぐや姫のおじいさんは何歳か

    番外編 お色気論文大集合

    五本目 大人が本気でカブトムシ観察

    六本目 競艇場のユルさについて

    七本目 前世の記憶をもつ子ども

    番外編 偉大な街の研究者

    八本目 鍼灸はマンガにどれだけ出てくるか

    九本目 花札の図像学的考察

    十本目 「坊ちゃん」と瀬戸内航路

     

     なんでこれを?といったものを、全力で取り上げて研究しているところが清々しい。役に立つとか立たないとか、そんなつまらない損得勘定では測れない何かがここにはあるような気がする。無駄なことも無駄ではないというのが私の持論なのだが、その考え方にもぴったりの一冊だった。

     

     ちなみに、寝起きでアンニュイな気分だったのは、前日の深夜まで「ワールドプロレスリング」を見ていたからだ。そして、この本が歯学院1年生の私にとって、歯科医師としてもしくは歯学院生として何かしら役に立つことはないだろう。けど、それでいいし、それがいいのだ。

     

     何にもならない日曜日。これが私の休日なのだった。

     

     

     

     それでは、ばいちゃ☆

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