俺はタクランケ!(歯学院生の日常)

ハロー、ハロー聞こえますか?
こちら太陽系第三惑星地球・・・。
あなたの世界とちょっとよく似たこっちの世界。
そっちがこっちで、こっちがそっちのパラレルワールド。
平行と交錯、現実と虚構。
ここは、それらの混沌から滴り落ちた、雨粒のようなブログ。
そちらの地球のお天気はいかがですか?

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2018.06.04 Monday

WIN-WINの関係

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     今日は終日、学生実習だった。今年の雪大4年生たちも一生懸命、歯を並べていた。

     私の班の学生同士が小声で話しているのが耳に入って来た。

     

    「3倍わくわくぅ〜」

     

     どうしてそんな話になったのかはわからなかったが、私は思わずその学生のところへ行き「お前、代ゼミ出身なのか?!」と聞いてしまった。

     

     先日、高校同期の結婚式で懐かしい友人達と会ったせいか、思い出が・・・かさぶたをはがした傷口からあふれ出る漿液のようににじみ出てきている、そんな心境である。そういうわけで、ちょっと感じやすくなっているところに「3倍わくわく」である。もうアカン。

     急いでスマホで「接点t」を検索。数ある代ゼミMADで思い出の海へ沈んでいく・・・。どんな心境だ、自分でもわからん。

     懐かしい。

     

     色んなMADがひっかかる中で、誰かが講義を録音していたものまであがっていた。さらには先生のエピソードごとに音源を分けているものも。本当はそういう音源を聴くのもあんまりよくないんだろうけど、聴いていると、なんだか胸がじーんとしてきた。

     

    「君たちはお互いを高め合うWin-Winの関係が築けるような人間になってください」

     

    「相手の負けを願うような人間になってはいけない」

     

     私は代ゼミで、学力だけではなく、何か大切なものを教えてもらっていたのかもしれない。ノートを開いて、一生懸命に講義を聴いた、あの日々。大学受験が終わった喜びですっかり忘れてしまったのかもしれないけれど、私の心の中に(その何かはわからないけれども)、大切なものが埃をかぶってしまっているのかもしれない。

     

     以前の自分の記事を読んでみた。

    【関連記事】積分する会社ってないんだよ

     もう5年も前の記事だ。

     

     この記事に書いた荻野先生の話は、いまでも昨日ように思い出すことができる。

     荻野先生は言った。

    「第一志望に落ちた劣等感にさいなまれながら四年間を過ごすより、入った大学に誇りを持って四年間過ごす方がすばらしい」

     青春の日々を思い出しながら、荻野先生は「理科大の四年間は、本当に楽しいこと・・・ばかりでしたねぇ」としみじみ言ったのが印象的だった。

     

     今こうして思うと、私達のグループはあの時、誰一人、第一希望に入らなかった。それぞれがそれぞれの事情で、志望大学を変更した。

     私もそうだ。ぶっちゃけ、センターリサーチで「九州修羅大学」の存在を初めて知った。歯学部は雪大しか知らなかったということもあるが、私は雪大コースだったし、雪大英作特講などを取っていた。けど、私は雪大を受けずに九州へ行った。

     

     大学を卒業して数年経った今、あの時の荻野先生の話を思い出してみると、また違った感慨で振り返ることができた。そうだ、あの日の荻野先生の様に、私は自信を持って言える。「修羅大の六年間は、本当に楽しいこと・・・ばかりでしたねぇ」と。辛かったこと、悲しかったこと、苦しんだこと、全部ひっくるめて「楽しいこと」なのだ。

     

     きっとあの時の仲間たちも皆、入った大学に誇りを持って学生生活を過ごしただろう。負け惜しみでなく、酒に酔った勢いで「センター試験、こけてよかった!」と肩を組んで大合唱することだってあるくらいだ。それは流石にやけっぱちかな?いや、そんなことはない。ふふ。

     

     荻野先生は言った。正々堂々と戦った人たちは、そのときには勝ち負けがあるのかもしれないけれども、その2番目の人だって買っているんですよね、と。それがWin-Winの関係なんだって。

     僕たちは正面から立ち向かった。勝てなかったかもしれない。けれども、全力だった。僕たちは(もちろん)誰も相手を貶めようとはしなかった。誰も友の敗北を願ったりはしなかった。実際に高まったかはさておいて、高め合える関係だった。きっと、僕達はWin-Winの関係だったのだ。

     な、タツヤン!

     

     

     

     それでは、ばいちゃ☆

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